麻生元首相よりおかしい菅首相

 今回の「疎い」発言である。
 公明党の山口委員長に代表質問で言われるまでも無く、菅首相は麻生元首相以上に漢字がわからなく、その漢字の意味も解らなかった御仁と見える。
 
 普通の人間でも解っていればとっさの質問でもそれなりに対応したろうに、要するに無能の地が出ちゃった。本当に人間の知識と価値観の欠如である。私が感心したのは、良く「疎い」と言う言葉・文字を知っていた事である。が悪い事にその意味を、「その時点で情報が入って無かった」と国会答弁で苦し紛れに取り繕った事である。恥の上塗りの何ものでも無い。そしてその上におかしかったのは、ファーストレディの伸子夫人である。夫を「おっちょこちょい」と談じた事である。それを裏返せば、首相と言う緻密な任の乖離を断じた言葉である。一番解っていたのはやはりこの夫人だった訳である。だったら何故自分の夫に「あなたはその任に無いから辞めたら」と言えないのか、生き恥をさらす前にと思う。
 
 私は官房長官の談話が面白おかしく聞こえた。私はこの時ほど枝野官房長官を可哀想と思った事は無い。恐らく枝野官房長官自身が一番この菅さんのバカさかげんを他人には言えないが憂いたのではと思った。自分が支持した人がこれか、これでは本当に思いやられるし大変だと思ったかどうか解らないが、いづれにしても、今後の枝野官房長官の菅さんに対する見方考え方が、変わる筈だし、注視し、注目もしてみたい。