28日の参院予算委員会で共産党の小池晃さんが菅首相に総裁選に官房機密費の流用を正したが当然否定だが平成3年時の宮沢内閣の加藤紘一官房長官時代の機密費の出納帳が暴露された事を思い出した!

 菅義偉首相は28日の参院予算委員会で、官房長官が情報収集などに使うとされる内閣官房報償費(官房機密費)について、2020年9月に行われた自民党総裁選での使用を否定した。

 

 共産党小池晃氏が、首相(当時は官房長官)が総裁選出馬を表明した前日の20年9月1日から首相に就任した同16日の間に4820万円が使用されたと主張。「総裁選のために使ったと言われても仕方ないのではないか」と指摘した。

 

 これに対し、首相は「そのようなことは一切ありません」と否定。加藤勝信官房長官も小池氏への答弁で「首相が官房長官時代も、総裁選に出ていながら、政府全体としてはそのときに抱える課題に対応している。当然そうしたことに使用されてきた」と説明した。【高橋恵子

 

 

これ『菅首相、官房機密費「総裁選に使ってない」 共産・小池氏への答弁で否定』と題した毎日新聞2021/01/28 17:56の配信記事である。

 

 

この官房機密費とは使途を明らかにしなくても良い秘密経費と言う性格から、当然に官房長官の独断でいかようにも出来る国の経費だ! 知っているのは官房長官本人と、当時の内閣官房の係の職員だけである。だが職務上の極秘としてかん口令も敷かれているから、総理に報告して使用する事になっているが、さすがの総裁総理大臣でさえも真実は解らないであろう。だが30年も前の平成3年の宮沢内閣時の官房長官だった加藤紘一さんの時のその出納帳を時の共産党がどう言うルートで入手したか不明だが、公表した事があった。それを見れば情報収集どころか、殆どが外遊への餞別や議員本人等への私的費用だった事が解った。だからこそ共産党小池晃さんが質問したのだろうが、誰もそうだと言う訳が無く、官房長官の役得と言うもんだろう。唯言える事は、何年になるか明日になるかは誰も分からないが、加藤紘一さんのようにリークされ表沙汰になる事を理解して使用しないと、官房長官と言う人間性までもが否定される事を想定して対処しなければならない事を通告しておきたい。恐らく現菅首相もそれは重々解っての事と思うから、総裁選には使っていないと私は断言したい。

余談ながら当時共産党が公表した平成3年時の官房機密費がネットで閲覧できたので私もすっかり保存(PDF&Excel)してたので改めて見てみたがホント私的利用と言えるものだった。これが我々の税金からだと思うと腹立たしい限りである。