民主党両院議員総会を見て

 昨日午後民主党両院議員総会をdpj-channelで見た。

 正直に感想を述べれば、がっかりした。と言うよりはこれが政権党の今の幹部の現状認識かと、あらためて思い直した。あまりにも危機感の意識が感じられない。これでは、政権党の器ではないし、いづれ、選挙に大敗し、次は夢のまた夢と感じた。

 20人ほどの質問者だったが、殆んどが地方の代弁者だったように思った。今地方の議員は、民主党所属と言うだけで、中央の民主党のお陰で肩身の狭い思いをし、今後の活動を阻害され、はたまた、春の統一地方選には当選はおぼつかなく、中には公認を辞退してる者も居ると聞く。僅か政権交代からここ1年位でのこの有様は何て言ったらいいのだろうか。これもひとえに、菅政権の政権交代時のマニフェストの反故のお陰である。つまり、政権交代前の自民党と全く一緒であって、何ら変わらないと国民に見透かされたに等しい。

 これに対し今回のこの両院議員総会では何1つ検証されずに、質問者の質問に何1つ応えずに終わった。このままでは国民の理解は得られないだろうと私は感じた。これだけ民主党の国会議員が危機意識を持ってるのに、首相以下の幹部連中の危機感の無さが、今の民主党なのだろう。とても412人も居る政党とは思えない有様であり、情けない政党である。
 器でないものが居座るとこうなるいい見本である。民間会社では、こういう社長は解任され即新しい体制に移れる、柔軟性がある。何故ならこういう事をしてれば即会社は破綻する。自明の理である。
 
このdpj-channelで見てて面白い事に気付いた。私が見てた時に全国で私を含めて25,795人の方がこれを見てたが、最後の質問者の川内博史議員の質問が終わると24,795人に約1,000人が見るのを止め、2回目の岡田幹事長の答弁になる頃には23,751人になり、菅首相の最後の挨拶時になるとさらに1,000人が減り22,321になってしまった。実は私も菅首相の挨拶になったら、あまりにアホらしく見るの止めようと思ったくらいである。先日テレビ朝日報道ステーション菅首相が生出演した時の視聴率が、ぐっと落ち6%台になった事を思い出した。もう、菅さんは飽きられて終わったのだろう事は容易に解った。醜態を晒す前に辞めた方がと思う。しかし、今日の総会を見てると、菅首相と岡田幹事長、それには気持ち悪いくらい気付いていない。