本質を忘れてる菅首相と岡田幹事長

 自民党は25日までに、来年1月の通常国会召集に際し、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官馬淵澄夫国土交通相が職にとどまった場合、平成23年度予算案の審議前に菅直人首相への問責決議案を参院に提出する方向で検討に入った。提出されれば可決される可能性が高く、首相は国会冒頭から窮地に立たされることになりそうだ。との報道が産経新聞よりあった
 
 私は昨日「浅はかな菅首相と岡田幹事長」と題し、その拙悪な様を批判した。考えてみれば、来年1月の国会に向けて政府は2011年度予算を控え、参議院の「ねじれ」をいくらかでもとの考えでの「たちあがれ日本」との連立であろうが、それでも衆議院の2/3議決を使えないなら、何での連立か。まして、今前掲の新聞記事のように予算案の審議前に菅直人首相への問責決議案を参院に提出されれば、法的に問題なくても審議が停滞する事になる。そうなれば、予算法案を担保に仙谷官房長官と馬渕国土交通相の首と引き換えと要求した事になる野党の戦略に屈し、政局になり、政治は不安定になり、菅首相は重大な決断を迫られるは必定である。