浅はかな菅首相と岡田幹事長

 菅総理大臣が、政権基盤の安定に向けて連立の枠組みを広げたいとして「たちあがれ日本」に対し、平沼代表ら党幹部の入閣を含め、連立政権への参加を打診したことが分かった。たちあがれ日本の中には賛否両論があり、調整が行われる見通しである。
 ただ、たちあがれ日本園田博之幹事長は「菅首相は信用できない。対峙が党の基本方針だ」と菅政権との連携に難色を示している。

 平沼氏周辺も「連携の打診を受けることは120%、ありえない。大義名分がない」と否定。たちあがれ日本の議員も「民主党政権を打倒するのが立党の精神だったはずだ」と反発している。との報道があった。 
この報道通りだとすると、菅首相と岡田幹事長は何も解っていない。

 政府・与党は、第177通常国会を30日ルールを考えて2011年1月21日(金)に召集するアイディアで調整に入っているそうだが、そういう方向で考えるなら、公明党との協議が難しい今、「たちあがれ日本」との連立は気持ちとしてはわかるが、野党は菅首相と岡田幹事長の申し出は、たちあがれ日本園田博之幹事長が言われるように、この二人とでは怖くて話すら出来ないであろう。少なくとも「たちあがれ日本」は、表向き「政治とカネ」の小沢さんとは出来ない事になってはいるが、信用できないこの二人よりは、はるかに胸襟を開くのでは無いかと私は思っている。それだけ今までの言動を見れば信用されないこの二人であり、本人達だけがわかっていないのである。