今朝の国会中継を見て愕然とした

 私は久し振りに今朝時間があったのでNHKの国会中継を見た。

 テレビをつけたら新党日本田中康夫さんの質問が終わり自民党小野寺五典さんの質問だった。
 私は政党を問わず国会議員として、行政の現場を踏んだ理性ある数少ない議員として好きな議員の1人だったので、思わず見聞きしてしまった。
 先日の北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃に対する日本政府の対応についての質問だった。
 答えた閣僚4人を見た。菅首相、仙谷官房長官、前原外相、岡崎トミ子公安委員長の4人を見た。
 岡崎公安委員長は初動時の自身の対応を聞かれたのに、警察庁の対応を答弁し、中井洽予算委員長をより異例の自身の対応を再度答弁するようにと注意された。私は思わずえっ!と驚いた。中井さんらしいパフォーマンスである。
 前原外相は何だかんだ言いながら流石と思う答弁だった。いただけないのは菅首相である。いつもこう言う答弁なのだろうか。悪いが正直言わせてもらえば、この人、知識と頭が悪いのではないのだろうか。答弁の内容が幼稚すぎるか、理解できていないのではないのだろうか。質問者の質問を聞いている表情も、何かおどおど眠そうなそれとも質問が解からない様な表情である。後述するが、これでは後ろに居る仙谷官房長官が心配して、菅首相に答弁させないようにする謂れが、解かるような気がした。最後にその仙谷官房長官であるが、私はこの人の食った、自分だけが良くて、あと他は全部バカと言ってるような答弁態度、質問者に対する敬う態度の無いこの長官、私は嫌悪感が先に来た。これでは例え口先でどんなに殊勝にしようとも、嫌われる所以であろうと思った。私はこう言う手合い一番嫌いである。
 
 僅かな時間であったがこの中継を見て、この内閣の危機管理の欠如を見知った。これでは、一時期の自社連立の村山内閣以下であると思った。
 あの時の阪神淡路大震災のような、緊急事態の起こらない事を祈りたい気持ちである。