九州へのお墓まいりのリハビリ旅日記(観光編―これで最後です)

  11月11日のお墓まいり終わって翌日に熊本の観光だった。
 あまりに良い天気なので、阿蘇山に行く事にした。私は熊本初めだったので、阿蘇山には必ず行きたいと思っていたから、良い天気が有難かった。山頂にはロープウエーを使わず車で行く事にした。風が強かったからである。
 山頂見学には駐車場より100mほど歩かねばならなかったが、距離よりも勾配がきついみたいである。つまり山頂まで上り傾斜なのである。歩く事に不自由な私の場合、距離よりも、傾斜が大変なのである。特に下りだ。行きは何とか行けたが下りは妻と娘に挟み撃ちになってもらい、歩行器をブレーキを掛けながらやっとこさ駐車場まで降りる事が出来た。ひとまず成功である。それにしても、普段の心掛けが良かったのか、初めての阿蘇山頂見学なのにめったに無い見学日和だったとは、本当に私はついているし、幸福だった。ありがとう阿蘇山
 その後市内に戻り熊本城の見学をしたが、階段の上り下りが大変なので、私は入り口で待つ事にした。もしかと言う時のために車の鍵を私が預かっていたので、外で待つのは大変だったので駐車場の車まで1人で降りた。道路は舗装路だけではなかったので本当に苦労したが何とか車まで1人で降りて、車内で待つ事にした。そしたら案の定妻から電話が掛かってきた。入り口に居ないようなのでどうしたと言う電話だったが、心配ない、かくかくしかじかと話して車内にいると言ったら安心して、なかなか帰ってこなかった。
 
 3日目は移動日だった。熊本より博多まで特急電車で行き、博多から福山までの移動だった。
 
 4日目は倉敷の観光である。私は病気前に一度来ていたがどうしても見ておきたいし、家族に見せたかったのが、大原美術館である。しかもここに行くには倉敷の屈指の美観地区の中にあるため、散策しながら世界の名画が見れる事であるし、何回来ても良い。何か昔に、エコロジーを感じさせてくれる不思議な気持ちの良い感じである。
 
 我々のこの4泊5日は、目的はあくまでもお墓参りであるし、そのついでとしての旧友との再会と観光であった。私の動けるうちとの計画だった。リハビリも兼ねての。
 何事も無く無事終わる事が出来た。正直これほど動けるとは思わなかったが、良い経験をした。また、私のような障害の方が私と同じような旅の参考になる様解る様に書いたつもりであるが、どうだったのであろうか。もし、そう言う方が居られた場合のアドバイスはいつでも出来ると思うので、そういう方が居た場合はどうぞフランクに言って頂ければいつでも対応致したいと思ってます。