仙谷さんなどキングメーカー気取るのは20年早い

永田町に18日、強風が吹き荒れた。
 「もう首相退陣しかない。民主党代表選だ」
 政務三役の一人はこう語気を強めた。
 平成23年度予算関連法案の年度内成立と引き換えの首相交代論。しかも公明党に取引を持ちかけたのが、首相に近いはずの仙谷由人代表代行だったとしたら…。民主党内でも「首相退陣」が真実味を持って公然と語られるようになった。
 仙谷氏と親しい有力議員は慌てて口々に否定した。
 前原誠司外相は記者会見で「私の感覚ではそのような取引をするはずがないと思っている」。安住淳国対委員長も「ガセだ。首相は退陣することもないし、解散もしません」と、取引説を打ち消した。
 仙谷氏自身も周囲に「妙ちくりんな話だ」と自らの“関与”を否定した。
 それでも、「仙谷氏暗躍説」が説得力を持つのには理由がある。
 官房長官として菅政権を支えた仙谷氏だが、野党時代には「菅代表」降ろしに動いたこともある。首相自身も、官房長官に起用した仙谷氏のことを「煙たい存在」と評していた。
 「ポスト菅は野田佳彦財務相だ」。最近の仙谷氏はこう吹聴しているという。その真意をめぐって党内ではさまざまな憶測が飛ぶ。
 「次の政権は衆院を解散するだけの選挙管理内閣になる。仙谷氏は、子飼いの前原氏や枝野幸男官房長官を使うのはもったいないので温存しようとしている」
 「野田氏の名前を先に出すことで、野田氏を潰す意図だ」
 いずれにしても仙谷氏が「民主党キングメーカー」になろうとし、周囲からもそう目されているのは間違いない。と言う報道が産経新聞にあった。
 
 これだからマスゴミ新聞は困る。
 
 本当にこの仙谷氏が11年度予算案を人質として菅退陣を公明党に提案したのか。どこで誰にそう言ったのか。いつもそうだ。確かに報道はそれなりの協定もあるだろうが、ニュースソースは明らかにするべきである。でないと読者に真実の情報が伝わらない。これだと時にして意図的に情報を操作する事になるからである。
 
 そもそもキングメーカーとは何ぞや。キングメーカー(kingmaker)とは、文字通りキング(国王、首相、大統領)を作る人、となり正にその通りである。キングメーカー(kingmaker)はキング(比喩的に最高権力者を意味するが、国王そのものである場合もある)などの選出や退陣に裏方で大きな影響力を持つ人物の事。キング(政治権力者)の選出やその他の人事権、政策などに大きな影響力を与える人物のこと。権力の二重構造になりやすいとされる。
 
 また物の本によれば、キングメーカーとは、故後藤田正晴みたいに、沈着冷静な切れ者はおよそ似合わず、田中角栄みたいに太っ腹で情にもろい親分肌に多いそうな。と言うととてもじゃないが仙谷由人じゃ先人に失礼と言わざるを得ないし、極左キングメーカーなど聞いた事が無い。一笑にふされて終わりだろうし器量の器が全然違う。
 
 こんなのがキングメーカーとは、冗談はよし子さんと言ってもいいのではないかと思う。