尖閣中国漁船衝突事件は中国の罠?

 今回の沖縄県尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件民主党党首選小沢敗退を予想した中国当局の罠だと私は思っている。

 振り返る事38年前、時の首相田中角栄は1972年(昭和47年)9月 - 日米首脳会談後に中華人民共和国を訪問。首都北京で周恩来首相や毛沢東国家主席と会談。9月29日、両国の共同声明により日中国交正常化が実現した。以来周恩来にして「最初に井戸を掘った人」として日本そして田中角栄は今も敬られている。まして小沢一郎はその愛弟子でもある。悪かろう筈がない。しかし、最近の中国の発展と国力・軍事力の向上は目覚しいものがある。当然覇権の下心が頭をもたげても不思議は無い。小沢の居ぬ間、駄目元である。尖閣には資源もある。中国当局民主党首選の間隙をぬいわざとぶつけ日本の出方を見たのではなかろうか。ところが上手い事に稚拙な日本政府はそれにはまり、中国の思惑通りに事が運んでしまったのが事の真相ではと私は思う。もし、小沢が居たら、中国もここまでしたろうか。また小沢的人物が居たら、中国船長を逮捕したろうか。あまりにも思慮・深考が無さ過ぎた。しかも、その後恥じの上塗りだ。事の責任を検察に押し付けた事である。何処の世界に外交問題の処理を1地方検察の那覇地検に委ねる馬鹿が居る?。休み休み言えと言いたい。しかも、わざわざニューヨークで記者会見して「検察当局が事件の性質などを総合的に考慮し、国内法に基づいて粛々と判断した結果だ」と述べるにあたっては、この首相頭は確かか。事はそんなに単純では無い。中国につけ込まれてしまった現在、今後中国は味をしめ、どんどんハードルを上げて攻勢に出て来る事が目に見え無いのか。本当に空菅である。でも、この内閣を選んだのも我々国民である事を忘れてはなら無い事も確かである。