尖閣に見る権力亡者のお二方

 今回の沖縄県尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で船長釈放を要求した中国当局そのものとそれをた易く許可した仙谷官房長官と前原外相連合だ。
 そもそも、この尖閣諸島第2次大戦後に米国の施政権下となったが、1972年に沖縄と共に返還されたれっきとした日本固有の領土である。国際的にも認められたものなのに、最近の目覚しい発展を遂げた中国は国力と軍事力に物言わせ何でも思い通りになると勘違いしてる。同じく我国のこのお二人も無能の首相を前に何でも思い通りになると勘違いしてる。表向きは那覇地検決定として「地検独自の判断」(仙谷官房長官)と強調してはいるが、紛れも無く官邸サイドの「介入」であろうと思われる。その証として、22日の訪米を控えた首相が「民主党には(中国で副首相級の)戴秉国(たいへいこく)(国務委員)と話せるやつもいない。だからこういうことになるんだ」とこぼした、と言う言葉に表れ何か首相は蚊帳の外に見えた。今では菅首相をも操る権力者になってしまっている。情けない話であると同時に私は、政権交代前の自民党総裁麻生元首相を思いだした。
 民主党はこのまま行けば、民意を問わなければならなくなり、今衆議院を解散すれば9部9厘政権を失うであろう事は紛れも無い事実であろう。そうした方が良いとの考えと、最後の出番小沢さんにすべてを賭けるかの2択で私の心は揺れている。