今小沢一郎は必要か否か

 民主党の鳩山前首相のグループは19日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。これには全国のテレビ新聞の報道陣が終結した。全国の報道陣が全てと言っていい位の数であったそうな。本当にこの騒ぎはいったい何なのかといいたくなる。今までの大マスコミは例の陸山会の土地問題を執拗に追い続けたが、結果的には推定無罪の域を出なかったし、公認会計士である細野祐二氏が専門的立場から検証しても、法的には政治資金規正法が部分単式簿記を前提としている以上、ここには犯罪事実そのものが存在しないと言う結果に至ったのである。まさしく検察の見込み捜査と言う冤罪でしかなかったのである。
 これを考える時にマスコミと世論は単純に「政治とカネ」と言う証なしの推定での事案で断罪しても良いのかという事にもなりはしないのかと言う事が逆に問題になるのである。
 しかし、閣僚や民主党内では来月の党首選に鑑み、小沢が立候補する事に違和感があるとか、コロコロ首相を代えるのは国益を損なうとか馬鹿な事を平気で言っている。私から見ればこの方々は普通の頭持ってるのかと言いたい。奥歯にものを挟んだような物言いではなく、はっきりと小沢より菅のほうが政治手腕や政治家として上だと言って見たら良いのに誰一人菅でなければと言った人間は居ないのである。だから皆支持はしてるが消極的な支持だけである。これが現実なのである。この事の方がよっぽど国益を損なっていると私は思っている。
 結論を言おう。要するに今小沢一郎民主党にとって必要なのか否かなのであり、それを今民主党の議員に問うているのである。本当に菅首相でいいのかという事なのである。