来春東京都知事選に宮崎の東国原知事が名乗り?

 東京都の知事選も早来春に迫った。恐らく4月10日あたりが投票日だろうが、そろそろ動き始めないと、と言う時期が迫って来た。

 宮崎県の東国原英夫知事が、来年1月20日の任期満了に伴う12月の知事選に出馬せず、1期目の今期限りで退任する意向を周辺に伝えていたことが20日、関係者への取材で分かった。  退任後については、来年4月に予定される東京都知事選への出馬が取りざたされているほか、国政への関心も高く、次期衆院選も視野に入れて検討しているとみられる。 関係者によると、今月29日に開く9月議会の本会議で不出馬を正式表明する見通し。だとの報道があった。
 個人的には私は、現石原東京都知事と東国原宮崎県知事は大嫌いだから、どうなろうが関係無いと思っているが、権力にもの申すと題したからには避けて通れないので、1言申し上げたい。

 恐らくどの政治家、いや政治と言うものに身を置いた人間は必ずや考えたいポストではなかろうか。と言うのは46道府県の知事とは全然違う知事職であるからだ。どう違うか列挙してみよう。
 
1.政党にとらわれず仕事ができる
 住民から直接選挙される知事や市長たちは、大きな権限をふるうことができると思われるため、魅力的。
 
2.財政規模の大きな東京都の知事はダントツに魅力的
 東京都の歳入は約6.6兆円。そのうち3/4の5兆円が税収である。小さな国の国家予算よりまだいい。
 
3.東京都知事≒「東京市長」?
 東京都知事は「東京市長」としての権限も持っている。つまりは「特別区東京23区」の市長である。
 
4.「東京が変われば日本が変わる」といわれる
 日本の国内総生産(GDP)は2009年度で474兆円ですが、東京都の2009年度「東京都総生産」は92兆円。……ということは、日本のGDPの実に19%以上が、東京都のGDPで占められていることになる。東京に大きな企業の本社が集中し、人口も1000万人以上、考えればたしかに納得なのある。これだけの規模の自治体のリーダーであるのが、東京都知事。国家予算なみの予算と日本の2割弱のGDPを動かし、およそ7万人の職員(教員・警視庁含む)の頂点に立つ東京都知事
 
となる。皆さんどうだろうか。だから、権力欲の強い者ほど東京都知事になりたがる。