鳩山さん党首選で仲介するべきではない!

 私は鳩山前首相に申し上げたい。菅首相と小沢前幹事長の仲介をするべきではないと。
 民主党の立党時より形の上では確かに菅さんと二人三脚だったと思うが、現世の立党は大変にカネも掛かるし手間も掛かるが、菅さんは口は出すが金出さず、それこそ1銭の金も出さなかったのに対等で、しかも、鳩山一郎の「友愛精神」をも今もって引き継がず、逆に民主の1丁目1番地のマニュフェストの政治主導の推進さえもないがしろにした彼に、今更何の手を差し伸べようとしてるのか私には理解出来ない。むしろ憎悪・嫌悪感が先に来てもおかしくないものと私は推察する。言葉が悪いかも知れないが、彼はずるい人間と私は思う。自分の都合の悪いときのみ擦り寄る。私はこう言う手合いが一番嫌いであるし、そう思うと、あの急にコロッと変わるあの笑み顔は見たくないし、要するにこれが嫌ったと言う事なのだろう。
 菅さんは解かっていない。何で昨年あの劇的な政権交代が起こったかを。
 あれは決して民主党のマニュフェストが優れていたからでもなく、鳩山・菅連合が信任された訳でもなく、それも少しはあったろうが、本当の民意は55年以来の長きに渡った自由民主党政権に対する飽きと嫌気に世論が正直に答えた結果だったと言う事を。この本質を忘れているのが菅政権なのである。
 ここのところの止まらない円高・株安を受け「市場の動向を注意深く見てほしい」と壊れた蓄音機の如く何の政策も打ち出せない首相を見てると、この人本当に大丈夫なのかと真剣に思ってしまう。この大事な時に党首選のため1年生議員との懇談をやってる事自体危機意識に欠け、当の1年生議員は違和感を感じないのだろうか。今の円高・株安だって私の見るところ、無策・無能の日本を投機筋が見透かした結果だと思うし、菅首相財務相・日銀のトライアングルは何をやっているのだろう。こんな状態だから政治とカネ以上の危機感の表れが小沢立てのコールとなって本人が本意したのではないか。素人ながら私は今の円高・株安に対して追加金融緩和策をとればさらなる円高を助長するのではと思っている。恐らく菅首相は経済対策の知識が無いか、官僚が傍に居ないと何も出来ない人らしい。本当に我々国民は哀れである。これでも代えてはいけないのだろうか。