安倍洋子(岸元首相の娘)さんのコラムを見て

   安倍洋子さん、岸元首相の娘、安倍晋太郎の妻であり勿論安倍晋三の母である。
ローカル紙「命懸けの父を間近に」と題したコラムを見た。その最後に書いてあった事が印象に残ったので紹介したい。
  「夫、安倍晋太郎は首相になれず本人は残念だったと思いますが、長い目で見ればやれる事は精一杯やったという思いはあるでしょう。息子、安倍晋三は思っても見ないほど、とんとんと駆け上がり、まだ経験が足りなく、首相には時期尚早という思いもありました。(首相辞任の際は)周りでいろいりな事がありましたが、晋三自身に失敗は無かったと思います。鳩山由紀夫前首相は野党として批判する事は簡単だったけれど、首相になっていかに大変かを認識したのでしょうね。今の日本の立場からいえば日米は一番いい関係でなければいけないと思います。もちろん日本が自立できるのが良いけれども、今の状態ではやはり米国の力を借りないといけないと思います。」とあった。
 私はこの安倍さんのコラムをみて一般論とはかなりの乖離をみた。
 まず、母としての息子安倍晋三首相辞任の考え方である。彼に失敗は無かったと認識してる事である。私は驚いている。辞任は最大の失敗であるし、傍らで見てた母親としてそう考えているとは親バカ以上のバカだと思う。彼は実際は病気では無いのに病気を理由に辞任したからだ。病気をしてなかったと言ってる訳ではない。病気だったがそれ以上に首相としての追求を恐れたからである。つまりは恐ろしくて逃げたかったからである。これなんかは母親として一番解ってた事だと思っているが言えなかったのであろう。それと米国の力を借りなければという事である。今の日本は経済的には米国の力はいらないところに来ている。強いて言えば軍事力と言う意味であろうが、それは普天間の問題とあわせ今後の日米同盟に絡むため簡単には語れない。