小学校の部活動はありか、なしか…。意見の分かれるところだと思いますが、愛知県豊橋市は2年後に小学校の運動部を廃止することにしました。きっかけは教師の「働き方改革」。学校教育の現場ではいま、模索が続いています。
■小学校から「運動部」が無くなる…愛知県豊橋市が2021年度の春までに廃止へ
この小学校ではサッカーや陸上、水泳など季節ごとに種目を変えて運動部が活動していて、4年生以上の大半の児童が参加。多くの教師も顧問などとして関わっています。ところが…。
佐原豊橋市長:
「部活として放課後学校に残って活動することを廃止し、地域と共に歩む学校という方向へ切り替える」
きっかけは、教師の「働き方改革」です。
■きっかけは「教師の働き方改革」…来年度から新カリキュラムで教師の負担増へ
顧問を務める教師は、部活動の終了後に翌日の授業の準備などを行うため、勤務時間を越えて働かざるを得ないのが実情です。しかも、来年度からは新たなカリキュラムが導入され、教師の負担はさらに増えるとみられています。
「新学習指導要領が、完全実施になります。教科が増えること、それから授業時間数が増えることで、教師の準備の時間が必要になってきていて、より忙しくなる」
部活動を通じた教師と子供のコミュニケーション。さらに現代の子どもたちにとっては、運動能力を向上させる大切な時間でもあります。
4年生の女子児童:
「悲しいなと思いました」
6年生の女子児童:
「部活が無くなると、皆で楽しくバレーとかできなくなるのはちょっといやだなと思います」
別の6年生の女子児童:
「小学校最後の思い出はちゃんと残しておきたいので、部活は6年生最後までやりたい」
■スポーツクラブのインストラクターや地域の高齢者とタッグ…部活動廃止で新たな道を模索
放課後の学校で子どもたちを指導しているのは、スポーツクラブのインストラクターや地域の高齢者。教師に代わって運動のプロや地域の人達が子供たちを見守ろうという、試験的な取り組みです。
この日行われたのは「レクリエーショントレーニング」と呼ばれる、子どもの体力向上を目指したプログラム。“ケンケンパ”の動きを取り入れた運動や、当たっても痛くない柔らかいボールを使って標的に向かって投げるなど、運動が苦手な子でも気軽に参加できるよう工夫されています。
参加した男子児童:
「僕は今日やった体験のほうが、いろいろできるので好きです」
同・女子児童:
「こっちも(部活と)違うところを動かせて楽しかった」
「スポーツが苦手な子や、部活動でサッカーやバスケットなどはなかなか参加できなかった子も、こういう活動であれば気軽に参加できる。ということは市全体の子供の体力も上がっていくんじゃないかなと」
■バスケが好き、サッカーがないのは悲しい…子供たちからは不満の声も 学校はどう応える?
一方で、子どもからはこんな声も…。
女子児童:
「私はバスケットボールをやる方が好きです。楽しいし、他の子ともたくさん体を動かせるのでそっちの方がいいです」
男子児童:
「自分自身はサッカーが好きなので、みんなと楽しく過ごせるサッカーがないのは少し悲しいです」
専門性の高い部活との差に不満を感じる児童もいて、子どもたちの期待にいかに答えていけるのか、学校の役割とともに模索が続いています。
現代の教育方法に我々団塊の世代が口を挟めば、何を年寄りが・・・・・と何かとうるさいが、この際言わせて頂きたいと思ってペンをとった。
私は最近の小学校から高校までの学校の運動部の練習方法にズーッと疑問を持ってた。
何故今の練習に最初から最後まで教師が帯同してるんだろう? これが不思議でならない。
我々団塊の世代の時代はと言うと、直ぐにまた年寄りがと言われて煩さがられるが、あえて言わせて貰えば少し教師の干渉が過ぎると思う。もう少し生徒に自主的にやらせたらと思うが、それは時代の教育法の違いらしい。都会にいる同期生の子供が教師をしてる人に聞けば、生徒に自主的にやらせたいが、教師不在時にもし事故等あれば学校側の監督責任が発生するため、生徒だけでの練習が禁止されてると言うより、学校側の責任回避の手段といえるらしい。何と貧しい思想かと驚く次第だ。また何か言われそうだが、生徒をもっとのびのびやらせるためにも、教師の干渉しない自由な自主的な練習をさせて見たいものである。そのためにも昔の何でも反対の日教組今あるか定かではないがあれば、是非ともそこに頑張ってもらい現代の教育法の改革をしてほしいものである。