横浜市教育委員会が、公立中学校で生徒が昼食をとる時間を初めて調べたところ、昨年度は9割の学校が「15分」で設定していたことがわかりました。教育委員会は、食育や成長の観点から足りないとして、時間を延ばすよう改善を求めています。
その結果、昨年度、各学校の昼食時間は、準備時間はほとんどが5分で、昼食をとる時間は全体の9割に上る135校が「15分」だったことがわかりました。
残りの13校も「20分」でした。
教育委員会によりますと、各学校で長年、続いているとみられ、時間の確保が難しいという声が現場から上がっているということです。
文部科学省は、昼食の参考となる給食の指導について示した手引きの中で、時間の目安は明示していませんが「楽しく会食する時間で、ゆとりある落ち着いた雰囲気で食事ができる環境づくり」を求めています。
中学生はどう思っている?
「15分」というかぎられた昼食時間、実際に中学生はどのように感じているのでしょうか。
横浜市では中学校は給食がないため、4時間目が終わると生徒たちは持参した弁当か「ハマ弁」と呼ばれる配達弁当を準備します。
午後0時45分、1年生のクラスでは「いただきます」のあいさつで昼食が始まりました。席は授業の時のまま、1人ずつ前を向いた状態で、黙々とおかずやごはんを口に運ぶ生徒の姿も見られました。
午後1時、この学校では15分の時点でいったん「ごちそうさま」とあいさつしますが、教育委員会からの要請をうけ、今年度からは5分延長して昼食をとれるようにしました。
なかにはわずか8分で昼食を食べ終えた男子生徒もいて「短い昼休みに友達と遊びたいので、早く食べ終わりたい」という声も聞かれました。
一方で、15分では食べ終わらなかった生徒もいて、その1人の女子生徒は「15分は短いです。周りの子が先に食べ終えるとあせってしまうけど、もっとゆっくり食べたいです」と話し、男子生徒は「食べるのが遅いので15分では食べきれない時があります。時間を気にして急いで食べてしまいます」と話していました。
担任の瀧戸大介教諭は「個人差はあるがゆっくり食べる子にあわせたいし、できれば食べることに加えコミュニケーションをとり、友達と仲を深める時間にしてもらいたい」と話していました。
学校の時間割は校長の判断で変えられますが、学活の時間や授業の間の休み時間は削ることが難しく、終業時間を遅くすると部活動や委員会活動の時間が短くなったり、下校が遅くなったりするため、この学校でも5分延長するにあたって、教員の中で意見が分かれたといいます。
老松中学校の長澤茂雄校長は「学校の時間の枠組みを変えるとなると、さまざまな影響もあるが、子どもたちが落ち着いて食事をとれる環境を作っていく必要があると考えています」と話していました。
文科省の手引きでは?
中学校の昼食時間について、文部科学省は給食の指導について示した手引きを参考にしてほしいとしています。
手引きでは「友達や担任などと和やかで楽しく会食する時間で、ゆとりある落ち着いた雰囲気で食事ができるよう環境作りに心がけることが大切だ」と担任などに求めています。
具体的な時間については、生徒の発達段階や学校の実態が異なるため、一律に決められないとして基準や目安は示していませんが、ことし3月に改訂される前の手引きでは、研究指定校などの実績として「食べる時間を含めた準備から後片づけが終わるまでの時間は、小学校で50分程度、中学校で45分程度」と紹介しています。
これは驚くと言うより学校や教育委員会の当局はもちろんだが、生徒やPTAの方々今まで何をやってたのかと、バカじゃないかと正直思った。こんなの議論する問題でもない。学校の教師や教育委員会の方々と言えば特別な公務員と、教育に携わるレッキとした地方公務員である。今頃短いのどうのこうの言う問題か?アホらしくて話するのも馬鹿らしくなる。聞けば授業時間を削るのも難しく、はたまた部活も削れないと言う事みたいだが、チョット待て!例えが適正でないかも知れないが、丁度家庭の片付けに似ていると言えよう。家庭内の片付けをしようと思えばまず物を捨てなければ片付かない。これと同じように、ある物事を改革しようと思う時、今回の場合は昼食時間を少し余計取りたいという事だから、授業時間を削れないという事ではなく、それでは各時間割りを1分だけ削ろうと言う発想の転換が出来ないものか。そうすれば1日5時間以上の各時間わりから、5分が頂け昼食時間が20分になるではないか。必ずそうせいという事ではなく、各時間割を見直せばもっと時間を削れるのでは? そう言う努力をと言う事である。いわゆる発想の転換である。それが出来なければ、ああやっぱり公務員と言う人種はと言われるのがオチである。人間頭を使える時使わないとバカになるという事をもう一度考える時ではないかと私は考える。再考を祈りたい。