7年間の産休後退社したNHKアナの青山祐子さん これも男女同権の歪か!

 退局しフリーになる者、期待を担い新番組に就く者、何かと女子アナが話題になる春である。そんな中、かつてはNHKの看板と持て囃された局アナが3月を以て退職していく。多くのブーイングを受けながら――
「ニュースウオッチ9」のメインキャスターなどを務めた青山祐子アナ(46)だ。もっともアナウンサーの仕事は2012年以来、皆無。前年に結婚した会社役員との間に第1子を妊娠し1月から休職に。その後立て続けに4人を出産。7年間ずっと産休、育休を繰り返し取り続けた末の退職だった。
 ネット上では非難囂々。
〈復帰の意思もないのに制度の悪用で、確信犯〉
〈受信料返せ!〉……。
 NHK就業規則では、妊娠の場合112日間は有給休職とされ、子が満2歳に達するまでは育休が取れる。育休中は無給だが、雇用保険から給与の約半分が支給されることにもなっている。因みにNHK職員の平均年収は1780万円とも。青山アナも年収1千万円は下らなかっただろう。
「決められた制度内でのこと。でも、ちょっとやりすぎですよ。局内で表立って悪くいう者はいませんが、“やっとハッキリしてくれたか”と、皆思っています」
 とは、NHK関係者。
「実は彼女の夫は今、仕事の関係で香港に在住中です。就業規則では、配偶者が外国勤務で同行の場合、3年の休職が認められるんです。それを利用するとの声も聞こえていました。さすがに控えたようですが」
 NHK19年前に退職した女子アナの大先輩、広瀬久美子さんも苦言を呈す。
「育児休暇が2年も取れるなんて私達の時代からしたら考えられません。まして7年も休職したままなんて。もう50年近く前、私が出産した時は、産休はせいぜい10日ほど。帝王切開の傷口に晒しを巻いて仕事に復帰したものですよ」
 出産育児は誰もが他人事でない話。たまたま人気者だったがゆえのバッシングかもしれないが、まさか青山アナ、この先“他局に”なんてことはないですよね。
 
 

これ『育休7年の末に退職「NHK青山祐子アナ」に受信料返せの声』と題したディリー新潮2019328日号掲載の記事である。

 
 
今の労働基準法は現在「毎月勤労統計」のインチキで揺れる厚生労働省の管轄であり、働き過ぎ改革の旗振り役である。職場における男女の差別を禁止して守られている男女雇用均等法だ。
戦後の日本人の「働き過ぎ」を改革すべきの法である。この法を考えるとき私はいつも思う事がある。
教育法の高等学校には女子高は存在したが、男子校は当の昔に廃止されて現在は共学になっているが、男女雇用均等法時には現実に差別されていた。また現在女子大学はあるが男子大学は存在しない。また身体を考えたスポーツの世界に目を向ければ、身体能力の差故に男女別に競い合う。究極の差別として女子は子を産めるが男子は子を産めない。これらは神代から男女の役割を神が決めた結果でアダムとイヴがそれらを表していると言ってよい。という事は体力の差は男女間で如何ともし難いと言う訳である。ここから考えれば、男女の役割として、力の強い男は外で働き、体力が男より弱い女は家庭を守ると言う体制が根付いたのは自然の理と私は思っている。それを社会では女も男並みに権利を与えられ自由に選ばせる体制が出来たのである。これを如実に表したのがキャリアウーマンの出現である。時には男女間の役割が逆転し、キャリアウーマンの女が外で働き、男が家事を担当する家系が増えたのである。その結果何が起きたかと言えば男子の女子化(いわゆる草食系の男)が促進され、現在問題になってる、少子高齢社会の出現である。仕事をする女が子を産む余裕がなくなってしまったのである。欧米並みに女子の権利を認めた結果が働くための法、労働基準法と言う法で縛ってしまったのである。私の知ってる女の子は公務員で学校の保険事務職員であるが今子供が年子で3人いるが、ここ4年でほとんど職員として働いていない。殆ど休職中である。確かに無給ではあるが、身分は保証されてるから、希望時に復職出来る権利はある。これが現実ではあるが、職場の苦労は補完職員の手当てで大変だろうと思われる。こう言ってしまえば怒られるかもしれないが、休職中女子職員の胸先三寸にかかっていると言っても過言ではない。もしそれが中小零細企業の場合はどうかと言えば、その間に休職中女子職員の解雇は違反だから出来ないし、かと言って休職中女子職員の補完期間の短期雇用契約職員の手当ても現在はかなり厳しいのが現実でもある。
話が逸れたがこの青山アナの行動は権利行動としては文句の付けようは無いが、現実として人間としての道義的行動としては私は理解されないのではと思う。
これを参考に考えるなら国の雇用行政に限るなら、憲法改正は、こちらの方の優先度が高いのではと私は考える。余りにも現実を見ない権利に偏り過ぎてるとしか思えない。