森友問題をめぐっては14の決裁文書の改ざんが明らかになっているが、関係者によるとそれとは別に2014年から16年までに財務省側が森友学園などと面会や交渉をした際の記録500ページ以上が残っていたことがわかった。
記録の中には2016年3月に当時の理財局の幹部と森友学園の理事長だった籠池被告とのやりとりも詳細に記されている。さらに安倍首相の昭恵夫人や複数の政治家の名前もあるという。去年の国会で佐川氏は記録は残っていないと答弁し続けていた。
元々この問題は、安倍首相及び昭恵夫人の不注意から起こった事である。その自覚そのものが当事者安倍首相夫妻にない事がこの不祥事を増幅させているのである。今回役人の忖度で片付けられているが、逆に私はその後の報道にマスコミ等報道機関の忖度が働いているのではないのかと思っている。特に酷いのは、読売と産経である。安倍首相が朝日をやり玉に挙げてからは、その当の朝日等今ではもうすっかりなりを潜め、当たり障りのない表現に落ち着いてる。それに比し、毎日唯一人だけが孤軍奮闘してる感じである。だから私は今は政治欄は殆ど毎日新聞しか読まないようにしてるのが現状である。読売等はアホらしく見る気もしない。もっぱら毎日と日経だけである。
この「モリカケ」問題は何の事ない、本音で言えば、安倍首相が軽く「頼むよ」と言った事が、権力者の部下である霞が関が、「総理案件」「首相案件」として真面目に考えた事が発覚したに過ぎないし、昔なら権力者だけでなく、国会議員等は有権者に実力を見せつけるため当たり前にやってた事なのに、SNSの発達した現代日常茶飯事であるが故の不祥事発覚と言えなくもない。それで終わればよかったのに、気を利かした財務省が「決裁文書の書き換え」で茶を濁そうとした(もちろんこれは自らの省の発案ではなく、首相秘書官や官房長官からの指示?)のが、そもそもの発端である。そこまでするとはと思わせたのがいけなかった? もう少しフランクにすればそうでなかったのに、そうしてしまった。一番の悪は官邸の首相秘書官や内閣府即ち内閣官房だろう。やる事全てが幼稚で拙速だった。この責任は女房役の官房長官の不手際とも言え、更迭モノだろう。これも長期政権故の弊害とも言える。