東京都の小池百合子知事が慣例を変え「根回しやなれ合いはしない」としたが役人の抵抗は並大抵ではないが温かく見守りたい

 東京都の小池百合子知事が、議会の本会議での質疑に際し、都庁職員による質問作成などを取りやめるよう各局に指示したことが8日、分かった。都議の質問を職員が「お膳立て」するケースもあったため、小池氏が問題視。就任後初めて編成した来年度予算案を審議する都議会定例会が22日から始まるのを前に、是正が必要と判断した。
 都議会では従来、知事の政治姿勢などを問う本会議での質疑について、事前の質問通告や答弁調整が各会派と当局との間で行われてきた。しかし、小池氏は、議論の透明性確保に向け「根回しやなれ合いはしない」として、事前の調整を拒否する姿勢を示している。
 都では職員が質問づくりに関わる慣行も根回しの一環として続いてきたという。都議が質問を職員に書かせたり、職員から都議に質問を持ち込んだりするなど、議会関係者は「『出来レース』と言われても仕方がない実態があった」と話す。
 このため小池氏は各局に、都議への質問の売り込み▽都議から依頼された質問の作成▽答弁内容の詳細な擦り合わせ-をしないよう指示。事前の調整は、質問作成に最低限必要な意見交換などにとどめるよう周知した。
 小池氏は、7月の都議選に向け「『都民ファースト』を体現する議会であるべきだ」と語っており、議会改革も争点にする構えだ。(2017-02-08
 
 
これ「小池都政2)」と題した時事ドットコムの中の最新の記事である。
 
 
これが議会と行政の現状である。東京都に限らず、国政議会から地方の村の議会の果てまで全てと言って良い議会議員と行政の馴れ合いを超えた、癒着と言い換えても良いのである。3権分立等どこ吹く風である。これでは議員は絶対と言って良いほど役人の風上には立てないのである。これに小池さん果敢に立ち向かったように映るが、実際行政と議会運営には「いばらの道」が待っている。何故なら役人と言う連中は自分らの仕事を奪うような、意に沿わない人間は「集団」でイジメる傾向があるからだ。一番の良い例は、数年前の政権が交代した時の民主党政権時の官僚と政治屋の関係だ。鳩山政権時に鳩山首相と時の幹事長小沢一郎が国策の慣例を破り「官僚主導」から「政治主導」へと変換を狙った時だ。その時に時の政権に楯突きイジメと言える復讐を集団でやられた。それが鳩山首相の沖縄基地の「最低でも県外に」の言葉を外務と防衛の役人のニセの文書で騙し180度逆戻りの辺野古にさせたのが良い例である。とてもじゃないが、「集団」で組まれればどんな手腕でしても叶わないのが現状であり、辣腕首長が育たないのも皆役人のせいなのである。だから小池さんどれだけ役人を懐柔出来るか、私は興味を持って見つめたいと思って居る。並大抵には行かないと思うが見守りたい。