「厳正な処分をしたことで、一つの区切りを付けたい」。小池知事は、2016年11月25日の定例会見で、懲戒処分をこの日付で行ったことを発表すると、今回の問題についてこう述べた。
■小池知事、「けじめ」と自らも減給処分に
豊洲問題では、小池知事が11月1日の臨時会見で、幹部8人が必要な手続きをせずに盛り土をしないことを決めたとして処分する考えを示していた。今回はさらに、都議会で盛り土をしたとウソの答弁をしたのに関わった職員についても処分の対象にしたことを明らかにした。
中央卸売市場の歴代市場長は、4人が5分の1の減給3~6か月の処分となり、部長級職員は、14人が10分の1の減給1か月~5分の1の減給6か月の処分になった。計18人の処分者のうち退職者は6人いるが、小池知事は、給与の自主返納を求めるとしている。
処分の理由としては、不適切な事務処理をしたことが地方公務員法違反(信用失墜行為)になることを挙げている。小池知事は、弁護士から意見を聞いたうえで処分を決めたと説明した。
さらに、「行政の長としてけじめをつけるべき」と述べ、小池知事自らを5分の1の減給3か月の処分にすることも明らかにした。ただ、それでは寄付行為になってしまうので、都議会に条例改正を提案するとしている。
「石原元知事は、普通ならその責を理解」
これに対し、小池知事は、「石原元知事は『のり弁ののり開けば分かる』と言っていた。のりをはがす状況ができた」として、現時点では処分の対象にならないことを示唆した。そのうえで、「そのときの長だったので、普通のリーダーならその責について理解するのではないか」として、石原元知事の自主判断に期待するような見方を示した。
盛り土決定当時の市場長だった中西充副知事が引責辞任の意向を示していると一部で報じられたが、小池知事は、記者の質問に対し、辞任を否定した。「本人は当初から責任を感じておられるようだが、やっていただきたいことは多々あり、今後も活動してほしい」と述べた。
小池知事が踏み切った幹部の処分について、ニュースのコメント欄などでは、評価する声が上がる一方、内容については、「かなり甘いな!! 」「もっと厳しい処分でいい」といった声が支持を集めた。また、「小池さんが給与減額して舛添や石原が身を切らないのは納得いかない」といった意見や豊洲新市場への移転時期などを早く決めてほしいとの要望も出ている。
人間事があった場合、それを、それに都合が悪いと感じるか否か、これがその人の価値を決める。例えば殆どの人がそれはまずいんじゃないのと考えた場合に、当事者がそう思わない人の場合は、その人は少し変わってるとみなされるのが普通である。それを何も感じない人間は、その人はかなりオツムが弱く、KYも無く常に人の風下を歩く人である。一番困るのが都合が悪くても、それを正当化しようとする人間、つまりはズルイ人間、これが一番困るのである。このような人間は絶対それを認めようとしない人間だ。何故ならそれを認めれば今までの全てを自己否定してしまうからであり、間違ってもしない。石原元東京知事がこのタイプである。何の事無いこのような人間は全て悪い事と解っているからよけいに始末が悪い。問われれば問われるほど、かたくなに否定する。このような人間には何を言っても進展はしない。こう言う人間に取る道はただ一つである。理屈でねじ伏せるしかない。そのためには第三者つまりは利益相反に値しない人、そう法的措置の裁判に訴えるしかない。理屈でねじ伏せるしかないのである。それでもそのような人は、認めようとはしない筈である。だが振り上げたこぶしを下ろす理由はつけられる。特に悪いプライドを持った人間ほどこれが最善だ。小池知事は何も言わなくていい。司法に任せ、知事本来の仕事をした方が良い。それが自ずと正しい指標に沿う事請け合いだ。一度考えてみたらと小池知事に進言したい。