都議会民進党が入手した資料によりますと、日建設計は技術提案書の中で建物の下に「盛り土不要」と明記し、盛り土をしない工事計画を提案していたことが新たにわかりました。提案書では、「可能な限りスケジュールの圧縮」を試みるため、「盛り土工事を基礎工事と一体的に検討することにより、無駄な工事を省略することが考えられる」としています。都議会民進党は、「日建設計の担当者からもヒアリングを行い、経緯を明らかにすべきだ」と話しています。
この提案書は日建設計が2011年1月までに提出していて、これまで明らかになった資料のうち、「盛り土なし」と明記された最も古いものとみられます。また、先月30日に発表された都の調査は「段階的に盛り土なしと決まっていった」としましたが、今回の資料については触れられていません。(05日02:06)
以前に指摘したように、この手の問題は担当者や工事であれば、それを直接指揮担当する発注者側では担当官、施行者側もそれを直接担当する担当者に聞き取りをすれば全て解かる筈である。何故なら施行者側の担当者は最後の完成を目指して、会社を代表してすべての責任と良質の物を発注者側に瑕疵を無くし、最高の物を引き渡し会社を宣伝しなければならない義務と責任があるからであり、ひいてはそれにより莫大なボーナスも貰えるからである。だからこの契約物件の内容と完成までの経過は全て記録して保管しているから、聞き取り調査すればすべて解かる筈だが何故それを都側がやらないか不思議である。金額が小さければ、発注者側の担当官の失敗や捏造等は、施行者側の担当者が被るのが常だが、何せ今回の場合は金額の規模が余りにも大きいから、施行者側の担当者が被るのは不可能だろう。(それをやれば本人が刑事責任が発生するから)