菅官房長官は天皇陛下の「生前退位」のお気持ち表明に第3者機関的な有識者会議等の設置の考えを示したが、陛下のお気持ちは別にあるのでは?

官房長官はNHKの日曜討論で、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、どのような対応が可能か現在、政府内で整理しているとしたうえで、内閣として責任を持って対応していく考えを示しました。
この中で、菅官房長官天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、「安倍総理大臣の指示を受けて、天皇陛下のご高齢、ご公務の負担の問題や、憲法にしっかりうたわれていることも踏まえて、どのようなことができるのか、その実現のためにはどういう手法が必要なのか、今、整理している」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「有識者会議の設置も1つの考え方だと思っている。安倍総理大臣からの明快な指示なので、そこで何ができるかということを内閣として当然、しっかり対応していく」と述べました。
また、菅官房長官は秋の臨時国会の召集時期について、「経済対策を盛り込んだ補正予算案の審議は1日も早く行うべきだ。EU=ヨーロッパ連合からのイギリスの離脱など、さまざまなリスクもあるので、できるだけ早くというかたちにさせて頂きたい」と述べ、9月中旬にも召集したいという考えを示しました。
さらに、菅官房長官安倍総理大臣の自民党総裁としての任期の延長について、「安倍総理大臣が自民党総裁になってから、衆議院選挙は2回大勝し、参議院選挙も2回大勝しており、党内で議論が出てくるのは、私は『そうかな』と思う」と述べました。
 
 

これ「官房長官 天皇陛下お気持ち表明内閣で責任持ち対応」とした821 1112分のNHKニュースである。

 
 
これが建前論とした政府の考え方とすれば理解はするが、ちょっと考えが違うのではと思う。老獪な官房長官のこと、解っているとは思うが、陛下は単に高齢と病弱のためにお気持ちの表明をしたのではない。確かにそれもあるだろうが、要は歴史上良くある、権力の行方の問題である。いくら皇家が政治的行為が禁止されていても、人間には変わらないのであり、欲もあれば妬みもあるだろう。皇太子に男子がいなければ当然に世継ぎの問題が出て来るは当たり前である。それに戦後の戦争への拒否感である。最近の政府の右傾化は戦前の軍部の独裁と重なってると写っているのではと私は見てる。それらが相まっての陛下の諸々のお気持ち表明なのではとも思う。