東京都の舛添要一知事はこの期に及んでも「リオ大会と2020東京オリンピックに重なり極めてマイナスになる」との担保を盾に都民に脅しをかけ延命を図ろうとしている

リオ五輪後も批判が続くなら「辞職もやむ得ない」示唆
 
  東京都の舛添要一知事は13日、都議会総務委員会の集中審議で、共産が今定例会に提出する方針の知事不信任案について「可決されると(8~9月の)リオデジャネイロ五輪パラリンピックの最中に選挙を行わなければならない。(終わるまで)猶予を頂きたい」と述べた。その上で「猶予の後で知事にふさわしくないと判断されれば不信任案を出してほしい」と述べ、リオ大会後も批判が続くなら辞職もやむを得ないとの考えを示唆した。さらに今後の給与を全額受け取らないと表明した。
 舛添氏は集中審議の最後で発言を求め「都民の皆様に伏してお願いしたい」と切り出した。不信任案が可決されれば辞職して知事選になるか、議会を解散して都議選を行うことになるとして、リオ大会に選挙が重なるのは「次期開催都市として、国家的大事業の2020年東京五輪パラリンピックに極めてマイナスになる。混乱は公益にそぐわない」と語った。
 
  その上で自身の進退について「知事の座にしがみつくわけではない」と述べ、不信任案提出の判断を9月18日閉会のリオ・パラリンピック後に先送りするよう求めた。
 
  集中審議は質問を通告しない一問一答形式で行われ、6会派の計6人が質問に立った。自民を除き、公明を含む5会派は辞職を求めた。鈴木隆道議員(自民)は、政治資金から費用を支出した家族旅行先の千葉県木更津市のホテルで面談したという出版社社長の氏名や、公用車で向かったNHK交響楽団のコンサートに、家族同伴の招待をした団体名を尋ねた。舛添氏は「政治家としての信義があり明らかにできない」と説明を拒んだ。
 
  松葉多美子議員(公明)は、大量の美術品が解散した政治団体から新たに設立した政治団体に引き継がれているのに政治資金収支報告書に寄付として記載されていないと指摘した。これに対しては「資産でなく資料であり、大半は都庁に置いてある。転売したことはない」と主張し、20日までに作品リストと保管場所を提示することを約束した。
 
  集中審議を受け、都議会民進(旧民主系)と民進都議団(旧維新系)は14日の議会運営委員会に共同で不信任案を提出することを決めた。【飯山太郎、川畑さおり】
 
 
これ『<舛添都知事>知事不信任案「リオ五輪終了まで猶予を」』と題した毎日新聞 613()2135分の配信記事である。
 
 
 しかし、このような男初めて見た。とてもじゃないが何を考え何をやろうとしてるのかが私には理解不能である。この人「恥ずかしい」と言う事を感じていないのである。もっとも「恥ずかしい」と言う基準は決まってはいないが、それなりに同じ価値観を有する者が「恥ずかしい」と感じる事が「恥ずかしさ」の基準であろうが、この人はそれが感じない人種なのであろう。端的に言えば「恥ずかしさ」を知らない人種である。例えれば、他人に迷惑をかけてる子供を叱らない親同然である。つまりその迷惑行為がその人にとっては迷惑と感じてない、その事に無知と言う事なのだろう。それを非難すればその事を批判されている事自体が理解出来ず、「何故?」と言う事に等しいのだろう。恐ろしい事である。思うに、今の政治を司っている政府や行政の全ての人間が国民と言う他人に、気遣いなく、迷惑をかけていると言う実感が無いのと同じではないのか。今この舛添問題を考えるにつくづくそう思うこの頃である。ああ嫌だ!