北海道新幹線が開業しても競合しないとした航空2社 そんな事言って良いのか 認識ズレてないか

 日本航空全日本空輸の航空大手2社は、3月に北海道新幹線が開業しても競合する自社路線の旅客数への大きな影響はないとして、羽田―函館線の便数を両社ともに維持する方針だ。東京と函館の間の距離が長く「すみ分け」が十分可能とみているためだ。25日までに米国内で共同通信のインタビューに応じた両社首脳が明らかにした。
 東北新幹線と乗り入れる北海道新幹線は、東京―新函館北斗間が最速でも4時間2分かかる。日航の大西賢会長は片道1時間半程度で結ぶ羽田―函館線の利用に「あまり影響が出るとは思っていない」とし、全日空の篠辺修社長も便数維持に自信を示した。(ニューヨーク共同)
 
 
これ『日航全日空、函館便数は維持 - 北海道新幹線「影響なし」』と題した共同通信1月25日の報道記事である。
 
 
 恐らく航空会社は直接的な運行時間での比較だろうが、我々人間は自宅玄関から到着地までの経過時間で比較するのが常識だ。確かに飛行機は速いが、問題は搭乗手続きから搭乗時間までの時間が有り過ぎる(慣れた人だったら30分くらいで出来るが)。特に几帳面な人間なら空港には出発時間の2時間前が当たり前だ。それに荷物があれば到着後の引き取り時間も考慮しなければならない。とすれば出発時間と到着時間に3時間は余計に見なくてはならないからし、また中心部のはずれに多い空港からの時間も合わせれば、国内移動の場合は料金も考えれば、文句なしに新幹線等の鉄道移動に尽きる。料金の高さと、不定期の出発時間(20分~1時間の遅れ)と故障時のリスク(止まる事が出来ない、引き返すしかない)を考えれば、とてもじゃないがと言うところだ。これが結論であろう。