NHKが内部法を無視して約350億円の土地の共同購入計画を撤回したが、こうさせたの籾井会長にお墨付き与えた安倍政権の責任である

 NHKがグループ会社9社と進めていた約350億円の土地の共同購入計画で、籾井勝人(もみい・かつと)会長が計画を撤回する方針を固めたことが8日、関係者への取材で分かった。
 NHKはこの日初めて、今回の計画を経営委員会に報告した。関係者によると、当初は計画について明らかにする予定はなく、計画に気付いた経営委側が報告を求めたという。
 午前にあった理事会では、理事から「手続きに瑕疵(かし)」があるなどの厳しい意見が出た。その後、開かれた経営委では、執行部が「土地購入の優先交渉権を取得した」と初めて説明。浜田健一郎委員長(ANA総研会長)が執行部に対し「手続きの正当性や購入価格を含めた取引の内容、条件の妥当性の面でさまざまな不明な点がある。十分に検証してほしい」と慎重な対応を申し入れた。
 この経営委後、籾井会長が理事を集め、計画を見送る方針を伝えたという。
 NHK広報局は今回の計画について「関連会社の土地取引は経営委の議決は必要ない。規模が大きい案件なので、本日理事会で審議したうえで、経営委に報告した」とコメントした。【丸山進、須藤唯哉】
 
 
これ「<NHK>土地購入計画を撤回へ 経営委の検証要請後に」と題した毎日新聞 129()80分の配信記事だ。
 
 
 随分とNHKにナメられたものだ。これも籾井勝人(もみい・かつと)会長が安倍首相からお墨付きを与えられたからに他ならない。正に政治の自民1強の弊害である。とにかくこの安倍首相やりたい放題である。我々選挙民が変に安倍首相に自信を与えてしまったことによるのだろう。政治史上ここまで好き勝手にやった宰相はいなかった。逆説すればそれだけ野党がだらしなかったと言う事の裏返しでもある。NHKは国策企業でもある。だからと言って時の政権の好き勝手にやってよいと言う事にもならないが、そのバリアがないからしょうがないとも言える。私が許せないのは、聴収料で運営する企業が、1政権の囁きでそのドラマ(長州のお膝元吉田松陰ゆかりの地萩)の果てまで決まるその様である。恐れ入ったと言うしかない。だって、憲法を改正しないで時の権力でその考え方がいかようにも変えられると言う独裁政権である。何でも出来る政権である。政治は正直だ。いづれそれの評価が必ず現れる。それを待つしかないのか。