2020年東京オリンピックのエンブレム盗用疑惑の佐野研二郎氏何で悪いのと悪びれていない?

 東京五輪パラリンピック組織委員会は1日、ベルギーのリエージュ劇場のロゴとの類似が指摘され、同劇場などから国際オリンピック委員会(IOC)が提訴されていた東京五輪のエンブレムの使用停止を決定した。
 
 組織委員会はエンブレムの展開例を示したデザイン画像について、佐野氏は個人のサイトからの流用を認めたことを明かした。
 
  この日、佐野氏と会談した武藤敏郎事務総長は「認めておられた。当初、展開例が示されたのは審査の場。クローズドの場ではよくあるということでした。公表される場合は権利者の了解を得る必要があるが、『怠った。自分のミスだった』と。我々組織委員会としても権利者の了解を得たかを確認するべきだった」と、説明した。
 
  盗用疑惑が浮上したことを受け、組織委員会は8月28日に会見を行い、エンブレムの「原案」と「展開例」を公表したが、その「原案」、「展開例」として活用した風景デザインにも“パクリ疑惑”が浮上していた。
 
  展開例で使用した羽田空港や渋谷の背景は別の個人のサイトで公開された写真と酷似しており、無断で流用したとの指摘が相次いでいた。
 
 
これ「佐野氏、展開例画像の流用は認める」と題したデイリースポーツ 91()1914分の配信記事である。
 
 
佐野氏に疑惑ゴロゴロ…またロゴ酷似 201581960  スポーツ報知 京都市での講演会を終え、引き揚げる佐野氏 制作した2020年東京五輪公式エンブレムの模倣が指摘されているデザイナー、佐野研二郎氏(43)に18日、新たな模倣疑惑が浮上した。同氏がデザインした名古屋市東山動植物園のシンボルマークが、中米コスタリカ国立博物館のマークに似ているとの指摘を受け、同園が調査を開始したことが判明。この日、佐野氏は出張先の京都市で広報担当の佐野氏の妻が疑惑を否定した。20日で五輪開幕まであと1800日...
 
 
こっちは「佐野氏に疑惑ゴロゴロまたロゴ酷似」と題したスポーツ報知8月19日0823の報道記事である。
 
 
 東京五輪エンブレムの盗用を否定しても、次々と“パクリ”疑惑が出てくる佐野研二郎氏(43)。サントリーの景品デザインを巡っては、ネットで「パクリどころか、コピペでは」と火ダルマ状態だ。日刊ゲンダイは、佐野氏が2008年に設立したデザイン事務所「MR_DESIGN」(東京・神宮前)を訪ね、広報担当を務める佐野氏の妻を直撃。さまざまな疑問に答えてもらった。
 
――釈明会見以降も相次ぐ盗用疑惑の報道をどう見ていますか。
 
 「事実と違うことが報じられていて、本当に残念です。佐野は人のデザインを模倣するスタンスで仕事をしていません」
 
――佐野氏が手掛けたサントリーのプレゼントキャンペーン用のトートバッグのデザインが、米国のサイトにアップされたものと酷似している。盗作ではありませんか?
 
 「確かにトートバッグのデザインを監修したのは佐野です。しかし、細かい実務を担っていたのは何人かの“部下”です。その部下たちの話を聞いた上でないと、返答はできません。今は事務所が夏季休暇に入っているので、調査にもう少し時間がかかります。そもそも、ゼロベースからデザインをつくり出すことは、一般的ではありません。あくまで一般論ですが、どこかで見たデザインから無意識に着想を得ることは、珍しいことではありません」
――五輪エンブレムのデザインコンペの審査員には、佐野氏が以前勤めていた博報堂の関係者が名を連ねています。「お手盛りのコンペだった」との指摘もありますが。
 
 「審査員には、コンサートの演出などを手掛ける真鍋大度さんや、インテリアデザイナーの片山正通さんなど、博報堂とは関係のない方もいらっしゃいました。それに、佐野が博報堂出身だからといって、恣意的にコンペから関係者を除外する方が不公正ではないでしょうか」
 
――佐野氏は02年に日本ラグビー協会のポスターのデザインも手掛けています。ラグビー協会名誉会長で東京五輪組織委会長の森喜朗氏とは、以前から接点があったのですか?
 
 「7月24日の五輪エンブレム発表時に、佐野は森さんと初めてお会いしました。それ以前は全く接点がありません」
 
  別れ際に、「正しく伝えてほしい」とクギをさした佐野氏の妻。何にしろ、「トートバッグ」の件は部下たちに聴取し、早めに釈明した方がよさそうだ。
 
 
またこれは少し先になるが先月8月14日の『“パクリ疑惑”続々 佐野氏の妻が激白「実務は何人かの部下が」』と題した日刊ゲンダイの記事である。
 
 
私はもちろんデザインに関しては完全な素人であるが、この佐野さんと言う方、美大時代から真っ白な白紙にはデザインした事はないのではと思っている。恐らく今までいろんなところ見て歩き、目についたものを自分なりにアレンジしていただけだったのではと思われる。確かにいろんなものを見て参考にするのは自由だ。が参考を通り越し模倣に走ってしまえば簡単だが、逆に残悪感が増すのではないのか。この佐野さんはそれが麻痺し、当たり前になっていたのではと私は考える。しかし、昔ならイザ知らず、現世はIT化現象真っ只中である。これだけ情報が氾濫すれば、いづれ発覚するは必定だった筈、彼はそれさえも気付かないまま続けていたのだろう。誰もが何でそこまでと思って居たのではないのか。恐ろしい事である。