最近の「政治とカネ」の問題の国会論争余りにも低俗過ぎる 税金を使うならもっとましな政策論争をせい!

 民主党は27日の衆院予算委員会で、引き続き閣僚らの政治資金をめぐる疑惑を追及した。同党は献金問題で辞任した西川公也農林水産相小渕優子経済産業相参考人招致や「政治とカネ」に関する集中審議の開催を求め、さらに攻勢をかける構えだ。一方、安倍晋三首相らが民主党の批判に「決めつけだ」と真っ向から反論する場面が目立った。(内藤慎二)
 「明らかに資産公開法に反している。脱税の疑いがある」
 民主党後藤祐一氏は、西川氏が献金元の会社の顧問として得た収入を国会に提出が必要な「所得等報告書」に記載していないことを問題視した。西川氏側は同日、報告書を訂正したが、所得の記載は税務署への確定申告に準拠することになっていることから、後藤氏は「脱税疑惑」に言及した。
 後藤氏は、新たに疑惑が浮上した望月義夫環境相上川陽子法相の政治資金も追及。柚木道義氏は任意団体に絡む疑惑が出ている下村博文文部科学相を攻め立て、2人は持ち時間の約70分間すべてを「政治とカネ」にあてた。
 望月氏は、国の補助金交付が決まっていた会社による140万円の献金について「補助金を受けているとは知らなかった」と釈明した。上川氏も同社からの60万円の献金に関し「補助金をもらっていたことは全く承知していなかった」と答えた。
 首相は政治資金問題に関する追及には低姿勢の答弁が目立っていたが、この日は防戦一方ではなかった。
 首相は望月、上川両氏の答弁を踏まえ、「(補助金交付を)知っていたか、知らなかったかが構成要件になっている」と述べ、政治資金規正法違反はないとの見解を示した。
 「金まみれ政権だ!」と声を張り上げた後藤氏に対しては「少し言葉には気をつけた方がいい。とんでもない決めつけだ」と激しく反発。「イメージを付けるための質問は極めて非生産的だ」と批判した。
 後藤氏は、下村氏が代表を務める政党支部に対し任意団体が集めた会費が献金されたとされる問題で「任意団体でパーティーを開いた上がり(利益)を誰か別の名義で献金したのではないか」と指摘。普段は冷静な下村氏は、「資金集めの任意団体」を否定した上で「相当問題がある発言だ。あたかも不正があるような指摘をしているが、根拠はあるのか」と語気を強めて逆襲。首相も「何が問題なのか」と述べた。
 民主党幹部は衆院各委員会の理事に対し、閣僚らのスキャンダルを徹底的に調べるよう指示した。枝野幸男幹事長は記者団に「審議を見て正直あぜんとしている」と語り、追及を緩める考えはない。
 野党は27日の予算委理事会でも、平成27年度予算案採決の前提となる中央公聴会の3月9日開会を提案した与党に対し、逆に同日に「政治とカネ」をテーマにした集中審議を開くよう要求した。西川、小渕両氏の参考人招致も求め、応酬は当面続きそうだ。

これ『「金まみれ政権だ!」 民主「政治とカネ」攻撃に首相も反論、応酬続行へ 衆院予算委』と題した産経新聞2月27日19:11の報道記事である。

 最近の国会討論を見ていると、なんと低俗なのかとあきれてしまう。大体、「政治とカネ」の問題は与野党問わず、皆やってて、野党になれば厚顔よろしく与党を攻め立てる。確かに予算と言う担保を取っているからこそ、予算委員会で質問するのだろうが、これ等本当に税金のムダそのものだ。それをおろそかにせいとは言わないが、国民生活に必要な国民の代議員としての本分を見直し、もっと国民生活に直結する大事な政策を審議してもらいたいものである。安倍首相も安倍首相である。恐らく、民法の善意・悪意を指して言ってるのだろうが、その意味・解釈はまるっきり違うのである。それさえも解らず、それを忠告する臣下もいないのだろうか。それほど彼は偉くなったのだろうか。そりゃぁそうだ、でないと「少し言葉には気をつけた方がいい。」等とは言わないし、言えないのである。何様のつもりなのだろうか。政党助成金の法決める時何て言った?こんな愚劣なやり取りする前に、そのザル法を整備すれば済む事なのに、自分らも困るからそれをしたくないのミエミエだ。情けない。このままでは、もう国民はバカでは無い。とっくに国民は安倍首相を見てしまっている。これではいかんとも思っている筈である。それだけ彼は驕(おご)って好きな事をやり過ぎた。国民だけじゃ無い、先人が謙虚な気遣いをして来た事柄を彼が一人で全てぶち壊してしまった。一番悪いのはその独裁者を諌めず、逆にそれに乗ってしまって何の疑念も抱かない、自民党の№2的存在の、麻生副総理と高村副総裁である。もっともこのお二人、もしやの禅定期待だからしょうがないのかも知れないが、そんな事してればこの報いは必来る。今に身内から始まる事だろう。