自民大勝でこんな筈ではなかった安倍首相の苦悩

 私はこの解散総選挙を予想し、たきつけた1人でもある。私はこの11月11日に「もし私が自民党総裁だったら「地方創生と消費税」解散と名付けて衆議院を即解散するのに何故やらないの? 」と題した記事を11月11日に私は書いた。
 
http://blogs.yahoo.co.jp/reikun11/archive/2014/11/11
 まさかそれに蝕した訳でもないだろうが、結果的に安倍さんは解散を決断した。アンチ自民の私は、そうは言ったものの、正直やられれば困ると思っていた。野党が大勢を立て直す時間を与えないままと言った方が本当である。結果野党は惨敗した。これはある意味自公が強すぎたのでは無く、野党のオウンゴールに近い。しかしながら、票の詳細を分析すれば、自民に対する不満の矛先が無いに等しい現状に、選挙民はしょうがなく、共産を選択した結果である。これはひとえに野党の責任であろうと私は思う。
 開票が始まりかけ、出口調査の結果が発表され、自公の2/3の維持が予想され、自らの当確が出ての挨拶であの小泉ジュニアが叫んだ「笑ってる場合じゃ無い!」
 私は当初よりこの小泉ジュニアが嫌いだった。何故ならあの「改悪郵政民営化」の主の親父が大嫌いだったから、「坊主憎けりゃ袈裟-------」の類だったからだ。だが嫌いと政治これまた違う。思うに今回の選挙、一番冷静に見ていたのは彼だったのかも知れない。
 「頂上極めは落後の初めなり」の例え通り、程々が良かったのに余りにも思い通りに進んでしまったお蔭で、今後の政権運営、良くやって当たり前、悪けりゃこっ酷いパッシングの嵐だ。
 私が思うには、大勝直後支持者には怒られるだろうが、何か安倍さんまたもや7年前(2007年=平成19年の投げ出し政権時)と同じように今の政権投げ出しそうな気がする。彼の弱点は逆境に弱いのではと思う。何故なら今後の政権運営、絶対に間違ってはならないからである。そう思えば思うほど、責任の重さに耐えれない彼の性格からして投げ出しそうな予感が私にはするのである。そしてそれはまた同じく、口を開けて待ってましたとあの麻生さんが出て来て、またもや失敗し、政権交代
 不謹慎かも知れないが、私にはそんな予感がどうしても頭を過(よ)ぎるのである。
 
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