安倍首相の施政方針演説、鷹的見解を一時捨て去って、「恒久的平和」の為に人肌脱ぐ気無いのか

 第186通常国会が24日召集され、安倍晋三首相は午後の衆参両院本会議で施政方針演説を行った。今国会を「好循環実現国会」と位置付け、4月の消費税増税対策について「経済対策により持続的な経済成長を確保する」と力説。経済再生と財政再建の両立させる決意を示した。第2次安倍政権発足後の国会演説としては「集団的自衛権」の文言を初めて明確に使用するなど、首相が意欲を示す「積極的平和主義」の意義も強調した。
 首相は演説で成長戦略について、成長著しい新興国へのインフラ投資に官民一体で取り組む「インフラ輸出機構」創設を表明。イノベーション(技術革新)にも力を入れるため、新たな研究開発法人制度を新設し、「経済社会を一変させる挑戦的な研究開発を支援する」と打ち出した。
 外交・安全保障政策では「積極的平和主義」を掲げ、日米同盟を基軸に世界の平和と安定に貢献する方針を強調。首脳会談を拒む中国や韓国とは関係改善に努める考えを示した。中国による防空識別圏の設定や尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺の領海侵犯には「力による現状変更の試みは決して受け入れることはできない」と牽制(けんせい)した。
 集団的自衛権行使に関しては有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の報告後に、政府として「対応を検討する」との表現にとどめた。
 原発政策では原子力規制委員会の安全性確認がない限り再稼働はないとの考えを表明した。
 

これ『安倍首相が施政方針演説 「好循環実現国会」へ意欲「集団的自衛権」に言及』と題した産経新聞1月24日 14:00 の報道記事である。

 
 大鷲では無い、大鷹がやはり頭をもたげた。この方のしつこさは尋常では無い。何が彼をそうさせるのか。これは爺さん(岸信介)やその前の古い爺さん(吉田茂)の影響だろうか。いづれにしても、悪い使命感に燃えている事である。ある意味気狂いとも言えるのである。
 私は暴言と言われようが、一言言いたいのである。第二次世界大戦の終了以来、世界的な戦争は起こっていない。(局部的にはベトナム戦争中東戦争はあった)、つまりは、以来各国で、起こり得る予想の基の戦時に備えた、今日までの宇宙的膨大な軍事予算は水泡に帰していると言っても過言ではあるまい。この核戦争の時代に入ってもである。日本はここ10年40~60億ドル(現在の価値に直して4兆円~6兆円もの膨大な金が、紙屑同然と言って良い人類の汗を捨てたのである)こんな馬鹿な事ってあるだろうか。世界がこの金を別予算に使っていたら、こんな世界になっていなかっただろうと私は思っている。今こそ安倍首相は「恒久的平和」を望むなら、「集団的自衛権」云々を言わず、世界にそれこそ「真の平和」の魁になるような事を考える事が出来無いのだろうか。例え個人の見解を変えれない事は理解するが、一国の宰相としての時限的見解でも良い、そんな考え出来無いのだろうか。悲しい事である。