大震災の費用を公務員の給料からの前に、役所の机の配列を入口にお尻を向けてと言いたい

 政府は12日の閣議で、55歳以上の国家公務員の昇給を原則停止する人事院勧告の実施を盛り込んだ給与法改正案を決定した。来年1月1日からの実施に向け、今国会中の成立を目指す。
  人事院は昨年8月、民間と比べ給与水準が高い55歳以上の職員について、勤務成績が特に良好な場合を除き、昇給を停止するよう勧告した。財務省によると、勧告通りに見直した場合、国の人件費を約6億円節減できる。 
 

 総務省は8日、2012年度の地方公務員給与の実態調査結果を公表した。国家公務員を100とした場合の地方公務員(一般行政職)の基本給与水準を表すラスパイレス指数は、前年度比8.1ポイント増の107.0となり、9年ぶりに国家公務員を上回った。東日本大震災の復興財源を捻出する目的で、国家公務員の給与を12年4月から7.8%削減しているため。政府は、地方にも同様の引き下げ措置を取るよう要請している。
  指数が100を超えたのは、全体の87.5%に当たる1566団体。国の削減要請は、基本的にはこれらの団体が対象となる。
  都道府県別では、静岡が111.7と最も高く、宮城110.6、千葉110.5、秋田110.4と続く。政令指定都市では、名古屋の112.5が最高で、川崎112.2、横浜112.0などの順となっている。 
 
 

これ共に時事通信の報道である。参考までのそれを図化したものを別添する。
 
 

 一昨年の大震災以来、この復興の多少の代替費として公務員の給料がターゲットにされている。 確かにそのようにその給料だけがクローズアップされてはいるが、そうでは無くその仕事ぶりとその仕事の中身に私は注目したい。
 
 まず初めに給料云々の前に、はたしてその棒給に値するか否かであると私は思っている。
 私はこの拙ブログで1回だけ紹介した事があるが、官僚・役人公務員の中で、所謂霞が関の官僚だけは特別に割に合わない給料だと思っている。それだけ官僚特に霞が関の課長係長クラスは想像を絶する激務と言って良いのである。毎日が予算との闘いであり土日も関係なく、国会と省庁及び国会議員と共に動き行政そのものである。簡単に言えば1週間は10日あるようなものであり、恐らく平凡な家庭生活なんて考えられないのではないか。それだけ大変なのである。課長係長はその先鋭部隊と言える。彼らから見れば、どんな厳しい上場企業の部課長クラスでも叶わないのではないのかと言う事も私は知っている。そんな修羅場を潜って来た審議官クラスの事務次官、局長、局次長、部長等は課長係長時代のそんな激務の代償として、天下り組織形態を作りそれを当然の如くに甘受して来たのである。だからそんな彼らからすれば、天下りの甘い蜜は当然の報酬とも思っている筈である。換言すれば何が悪いと言う感覚な筈である。現在の棒給形態云々と地方公務員の給料云々の前に私はまず、霞が関の実働部隊の課長係長クラスの棒給体制を大幅に見直してから物を言えと言いたい。そうする事によって公務員の歪な棒給体制を見直す事が出来ると言う事にもなる。
 それに比し同列に扱われている、地方公務員の給料は国家公務員の給料と比べて余りにも高すぎると私は思っている。特に地方の都市と言われている小市の職員の給料は高過ぎるほど高い。これは仕事の内容に比しとしての事である。私の40数年の官公庁の出入りを参考にしての事である。とにかく国家公務員と比べる事が出来ないくらい程度は低い。こんな事も出来ない奴が国家公務員以上の給料をもらっているのかと思うほどであり、酷過ぎる。国家公務員は時には全国への転勤は付き物であるが、小市の職員の場合は市内以外は無く当然自宅通勤である。笑い事だが自宅通勤で住宅手当も出てるのである。こんな事は公務員以外にはありえない事であるが、公務員にはあるのである。私はそれはそれで良いと思っている。何故なら給料に見合う仕事をしてもらえばと思っているからである。その仕事は、本当の意味の「公僕としての使命感をもって行う」べしと私は言いたいのである。本当に小学生に言うようなものではあるが、役所の机の配列を、入り口側にお尻を向けて配列をと私は言いたい。何をおかしな事をと思うかも知れないが、この意味が解った人は、かなり公務員の実態を把握してる人である。
 10年昔のITの初期の頃にこの謎を紐解くと、小市の職員の場合、約半数に近い職員は仕事をしてなくて、プライベートな事をしてるからである。皆さんご存じのように、半数の職員は、パソコンでゲーム、町内会の資料作り、クラス会の資料作り、はたまた、オークションでかなり儲けている者もいた。しかし、今は個人情報が絡んだために、簡単にパソコンで操作出来づらくなった。IDパスワードで解ってしまうからである。だから今は昔みたいにパソコンに向かってさえ居れば、大方仕事してると見なされていたのである。だから全員入口にお尻を向ければ、パソコンに向かっている職員が今何の仕事をしてるかが把握出来ると言うものだからである。意味が解らなくても、何をやってるかが解る。現代の仕事デスクワークは100%パソコンを使う仕事であり、昔の机上の仕事、ペンで罫紙には殆ど皆無だからである。だから私は普通の机配列形態のように、窓をバックに課長が居て、その課長を課員が見るようなお尻を入口に向けた配列にして、市民へのサービスは受付の方だけが入口を向いてれば、事足りると思っている。そうすれば、少なくとも誰かが見ているとしたプレッシャーを与えれば少しは真面目にやろうとする筈であり、ここまで大人に言わなければと言うような地方公務員像を変えてもらいたいものである。
 
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