母の日の嬉し事

 昨日3泊4日の青森旅行から帰ったら、玄関に体半分ほどのダンボールが置いてあった。
 何だろうと妻と2人でよく見たら、宛先が妻の名で贈主が息子夫婦の名だった。
 不思議な事もあるものだと、半ば変に感心していたら、あっ!明日は母の日だ。そうか、カーネーションか。
 
 普段より、母親(妻)はもちろん、私にさえそんなに気にかけていなかった2人だが、今年初めの我娘の死以来、家族の考え方も変わったのか、特に息子の我々に対する接し方が本当に変わった。
 娘のつまり息子にとっては、たった1人の兄妹の妹を亡くした辛さは並大抵でなかったみたいだ。それが今までと変わり、とにかく優しくなった。病気で酒の呑めなくなった私に、最近はコーヒーを挽き、食後に必ず出してくれるし、少しは酒も呑んだほうがと言って、オチョコで2~3杯呑ませてくれる気の遣い様である。嬉しいものである。
 
 それが母の日のカーネーションである。こんな嬉しかった事は未だかって無い。