こう言うのが政治家だから世の中おかしい----「児童手当」に戻すべきとした公明・井上幹事長

 公明党井上義久幹事長は9日午前の記者会見で、民主党子ども手当に代わる新手当に「児童のための手当」という新名称を提案したことについて「児童手当法の改正だから、この法律の名前を変える理由はない」として「児童手当」に戻すべきとの考えを示した。
 自民党に対し、公明党郵政民営化法改正案に同調できるか来週中に回答するよう求めたことについては「自民党内の議論を見守りたい」としたが、一方で「来週中には一定の結論を出したい」と述べ、自民党から同調の方針が示されなかった場合の法案の単独提出に含みを持たせた。
 
勿論、産経の報道である。
 
 
 どうしてこうも杓子定規か。
 
 法的には「児童」と「子ども」ではまるっきり違ってくる。政策を提言した民主党の方がおかしいのだが、と言うより、民主党の政策が後退したと言う事になろう。
 「子ども手当」の延長のつもりで出したのか、それとも財政考慮のため「子ども手当」の後退を意味したかは、当の政策提言者にしか解からないが、裏を読み解くと、内情を解かってワザとその話に乗って皮肉を言ったつもりなのだろう。私はそれが老獪な政治手法とは思うが、何せ大嫌いな公明党だから、表題のようなタイトルにしたくなる。
 
 民主党民主党である。どうしてコロコロとそう変えるのか、政策名を変えれば何か仕事をやっているように見せたいのか、政治家の悪い癖である。何か新しい政策に見せたい。どうも安い心構えである。政権交代時に、新しい体制として出発し新しい政策として掲げた「子ども手当」ではないか、何故もっと自信を持って胸を張って国民と対峙しないのか。どうもいけない。これではやはり橋下維新の後塵を拝するは当然の理である。
 少なくとも橋下維新はやる事が早く迅速である。やはり橋下徹と言う人間の性格か。「有言即実行」の見本である。
 私はこう言う人間を宰相にしたい思いに駆られる。