橋下維新代表の慰安婦発言で自公嫌いが行くところ無くなってしまった。

 橋下共同代表の発言をめぐって、大揺れの日本維新の会。波紋は、20日も収まっていない。橋下氏は先日、報道陣による、いわゆる「囲み取材」を拒否することを宣言したが、20日になって、これを撤回し、取材に応じた。
 みんなの党渡辺喜美代表は「信頼というものがなければですね、政治の世界で一緒にやっていくということは、非常に難しい。選挙協力以前の問題として、この人たち(日本維新の会)とは一緒に組めないなという判断に立ち至ったということに尽きます」と述べた。
 国内外に波紋を広げた日本維新の会の橋下共同代表の、いわゆる「慰安婦制度」をめぐる発言から、20日で1週間。
みんなの党の渡辺代表は、維新の会とは価値観が違うとして、選挙協力を解消することを、あらためて明言した。
 維新の会の松井幹事長は20日、「渡辺代表、みんなの党側から、一方的に『もういらん』と、『君たちとは、もう組めない』と。集中砲火を浴びながら、自分たちで戦うということですね」と述べた。
 ついに「ご破算」となった、維新の会と、みんなの党との選挙協力
 そうした中、みんなの党に秋波を送っているのが、かつて選挙協力を断られた民主党
民主党の海江田代表は「あらためて、みんなの党と『よしみ』を通じていきたいというふうに思っています」と述べた。
関係改善を図る海江田代表だが、渡辺代表は「みんなの党と『よしみ』を通じてというのは、わたしの名前、勝手に使わないでほしいですね。勝手に抱きつかれても、困る話であって」と述べた。
 参院選を前に、民主党の幹部からは、「もう日本維新の会は終わった。賞味期限切れだな。民主党としては静観する」、「維新の票が減るのは確かで、それによって、2人区で民主党が、維新やみんなの党よりは優位になる」との声が聞かれた。
 一方、17日夜、維新の会の橋下共同代表は「やめましょう、じゃあ。もういいです、やめます。あしたから囲み(取材)はやめます。今回はもう、大誤報をやられたんでね」と述べ、恒例となっている、登庁時と退庁時の囲み取材をやめると宣言していた。
 しかし、20日、一転して囲み取材に応じる考えを示した。
 橋下共同代表は「市長を辞めるまで、囲みを受けないというわけにはいかないでしょうから。まあ、『一言一句正確にやれ』という記者には、その記者に対してだけ、文書でやり取りすればいいわけで。ほかの記者には関係ないことだなと思いまして、囲み取材をまた再開します」と述べた。
 

これ関西テレビのニュースである。
 

 あの発言以来僅か一夜にして、政界地図がすっかり変わってしまった。
 困ったのは、自民党公明党嫌いの有権者が行くところが無くなってしまった。せっかくの今夏の参議院選なのに非常に残念である。また別の見方をすれば、本当にみんなの党はついていないて言うか不運である。昨年の衆議院選でも維新と組んでれば良し悪し別にそれなりの存在感を発揮してた筈で、今度の参議院選でそれを証明出来た筈だった。渡辺さんついていないしある意味かわいそうである。
 逆に橋下さんにしてみれば、本当の事言って何故?、と思っている事だろう。自説を曲げないとかの問題では無くて、正直何でと今もって理解し得ないのではないか。言葉の端々にそれが垣間見える。私もどちらかと言えば、原則論者であるからして、橋下さんの発言は良く解かる。日本人固有の本音と建前論の使い分けに一石を投じた発言とも言えるからである。しかし、人間言って言いTPOを彼は犯してしまった。これは反省しなければならない。
 いずれにしても困った!
 自民党公明党嫌いの連中行くところが無くなってしまった!
 橋下さん罪である。恐らくそう言う連中棄権に回るかも知れない。これでは投票率下がるぞ!困った困った。