早川忠孝さんの「公務員はバッシングに堪えよ」の記事に異議あり

 私の好きなブログに「早川忠孝の一念発起・日々新たなり」がある。
 元衆議院議員の弁護士である。彼のブログを良くLiveDoor BLOGOSで紹介してる。
 その彼が9月24日のブログに「公務員はバッシングに堪えよ」と題した、公務員擁護のブログが載っているので紹介したい。面白い見方なので下記に示したい。

 朝霞に公務員宿舎を建設することに対して急激にマスコミのバッシングが始まっている。
 菅総理の時代の事業仕分けで建設中止に決まっていたのを財務省が引っくり返した、公務員住宅の建設に使う金があれば東日本大震災の復興に回せ、などという類の論調だが、与野党の国会議員の中にもそういう趣旨の大声を上げる人がいるから困る。
 みんなの党がそういう声の先頭に立っているようだが、みんなの党に所属している国会議員は誰一人として赤坂の議員宿舎に入居していないのだろうか。一時は豪華宿舎との批判を浴びて多くの国会議員は入居を渋ったものだが、ほとぼりが冷めたのか今は入居希望者が引きもきらず、希望しながら入居できない議員も多いと聞く。自分達国会議員の豪華宿舎批判には知らぬ素振りで、一般の公務員の宿舎建設にだけ異を唱えるというのはおかしなことだ。
 法務省の所管であるが、受刑者を収容する刑務所や拘置所はドンドン建て替えを進めるが、受刑者を監守する刑務官の宿舎の建て替えは後回しで、どんどん老朽化が進んでいる、などということを見聞してきた。転勤の多い公務員の住宅がこんなに貧しくていいのだろうか、と思ったこともある。
 戦後の住宅難の時期に作られた文化住宅がどんどん建て替えの時期を迎え、世の中は一変してきている。戦後65年を経て、今なお公務員は貧しいままでいい、というのは豊かな地方公務員の生活を見過ぎているせいである。自宅から通勤し、遠くへの転勤が殆どない地方公務員と、官舎や民間住宅の借り上げでしか住居を確保できない転勤の多い国家公務員を一律に同視すべきでない。
 今、自衛隊員に対して批判の声を上げる人はいないであろう。警察の職員や消防の職員に対しても、今批判の声を上げる人はいないはずだ。一生懸命与えられた職務に精励している人たちには、その職務に相応しい処遇をするのが当たり前である。
 入管の職員も大変な職務に従事している。刑務所の職員も、少年院の職員も、海上保安庁の職員も、税務署の職員も、裁判所の職員も皆、それぞれに大変な職務に従事している。国家公務員にも地方公務員と同様の生活環境を保障しておかなければ、国としての行政サービスの提供に支障が出てくるはずだ。
 公務員を叩けば胸が空く、という人が多いのだろう。しかし、それではいけない。
 公務員は公共の利益に奉仕し、公の為に仕事をする存在である。
 国会議員諸氏よりも遥かに仕事をしている公務員を叩き、公務員住宅建設に一斉に反対の声を上げようとしているマスコミや国会議員の皆さんにあえて異議を唱えておく。
 公務員の皆さんは、是非この公務員バッシングに堪えていただきたい。
となっている。
 

 確かにそのような見方があるとは思うが私は、何かが違うような気がする。
 どうも早川さんの見方には私は根本が違うと思っている。差し詰め私なら、この早川さんの考え方の違いをたった一言で言い表すなら次の様になる。
 
 例えどんな理由があろうとも「お客様のところに請求してたお金を貰いに行くに、ベンツの高級車で行くようなものである」と思う。この言葉に私の早川さんと違う考え方が詰まっている。