笑ってしまう菅首相の脱原発依存で新人議員と会食と聞いて

 「東京、神奈川から3000万人が移住するような事態も想定して決断しないといけない。  だから『脱原発(依存)』なんだ」。菅直人首相は14日夜、都内の日本料理店で民主党の石井一選対委員長と当選1回の衆院議員約20人と会食。「脱原発依存」をめぐる政府・与党内の調整不足などへの批判を意識してか、福島第1原発事故の行方によっては、首都圏から避難させることも一時考慮したことなど、言い訳のような発言を繰り返した。
 首相は、脱原発依存を打ち出した理由について「原発事故はすごいことだと印象を受けた。工学部出身で原発問題について相当基礎知識も持っていたし、自身で研究を重ねた」と強調。出席者から、全原発へのストレステスト(耐性評価)の実施は思い付きではと指摘されると、「3月11日から考えていたことを整理して、思いを国民に伝えようと思った」などと語った。との時事通信の報道である。

 そして、次がZAKZAK夕刊フジ)の報道である。
 菅直人首相の場当たり政治が限界に達しつつある。13日夕の会見で「脱原発依存」を打ち出したが、具体的な道筋も示さないお粗末な内容で、野党やメディアの評価は散々。枝野幸男官房長官も14日の記者会見で「遠い将来の希望を語った」と突き放した。先週、首相主導で発表された原発再稼働の安全評価「ストレステスト」も、現場の作業は進んでいないという。
 「脱原発 方法と根拠示せ」(朝日)、「退陣控え実行力に疑問」(毎日)、「場当たり政策で国は衰退」(日経)…。14日の新聞各紙には菅首相の緊急会見への辛辣な見出しが並んだ。
 福島原発の事故を受け、国民の多くは原発依存に不安を感じており、「脱原発依存」という方向性に異を唱える向きは少ない。ただ、国民生活や日本経済に甚大な影響を与えるエネルギー政策の大転換を打ち出しながら、菅首相が根拠となる数値や達成時期、コスト、道筋などを示さなかったことが、「到底、責任ある為政者の姿勢ではなかろう」(読売)というわけだ。
 一方、松本龍前復興担当相が暴言で辞任した翌6日、菅政権はストレステスト導入を突然発表。国の原子力安全委員会は、経産省原子力安全・保安院に対し、評価方法や計画を1週間程度で報告するよう要請していたが、これが進んでいないというのだ。
 原子力安全・保安院は13日の記者会見で、「いつ出すか、いま言える状況にない」と語った。
 国民はいつまで「菅直人」というストレステストを受け続けなければならないのか。
 

 驚いたことに、未だ、菅さんを支持してるグループが居るのである。もちろんこれに重鎮の江田法相と北沢防衛相も加わる。要するに化石のグループ(大笑い)である。当初は日本のトップの首相をコロコロ代えていいのか、云々の話はもう過ぎて過去の話になってしまった。このまま菅さんが居座ればそんな話は皆無である。それだけ男を落としても尚且つ意気軒昂でいる、この人はある意味化け物である。
 
 これほど恥ずかしく無く自分を信じてる人も珍しい。かえってこちらが恥ずかしくなる。今回の新人議員との会食でも、菅首相が今もって「工学部出身で原発問題について相当基礎知識も持っていたし、自身で研究を重ねた」と言ったと言う事については、へそが茶を沸かす位だ。それだけ詳しい人がどうして2日後にメルトに気付かなかったのか、そして初期対応を誤ったのか。厚顔にもほどがある。そしてそれを聞いてた20人の新人議員の顔を見てみたい。(笑)後日談だが、この20人の新人議員、その夜に集まった顔ぶれを秘密にしてくれと、報道機関に言ったとか言わないとか聞けばホントこの20人の新人議員、国会に戻れるのカナ。恐らく選挙になれば、歴代首相初の落選の憂き目必定である。幸せなのは本人がそこまで気付いていない本人であろう。