ドラマで初めて知った夫源病(ふげんびょう)のやるせなさ

 ふだんより普段よりテレビはNHKニュース以外殆どと言って良いくらい見ない方である。

 夜早めにベッドに入っての楽しみはamazonのプライムビデオを見るくらいか。ここ二日ほど前から「定年オヤジ改造計画」というドラマを見た。一家の主が家族のため数十年間必死に働き定年を迎え、やる事が無く毎日家でゴロゴロしてるのを、妻や子に疎まれる悲哀に感じる様を、我々が若い時のアイドル的歌手だったあの郷ひろみが演じている。私的にはビックリした。時代が違うとはいえ、我々の時代の歌手のあの郷ひろみがである。このギャップに驚いた。物語は愛し合い一緒になった二人だったが、妻が夫にストレスを感じる夫源病(ふげんびょう)と言う病気に侵されいづれは別居になってしまうと言う物語をあの郷ひろみが演じていた。このドラマを視て真面目な会社人間の人生を垣間見、男の哀しさを見た思いだった。色々視てるがどう言う訳か、NHKとTBSとテレビ朝日が殆どであるが、フジテレビのドラマは1本もない。やはり好みの嗜好は価値観の違いか?

 

■夫源病(ふげんびょう)とは?

夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な不定愁訴を主訴とする疾病概念で、医学的な病名では無い。

類似の概念として主人在宅ストレス症候群がある。夫の休日になると妻のメンタルヘルスや体調が悪化する。熟年離婚の大きな原因とされ増加傾向にあると報道された。典型的な例は、亭主関白な「昭和おやじ」の定年退職によって在宅時間が長くなり、離婚に至る。なお、逆の概念として妻からのストレスで夫の心身に異常が生じるものは妻源病(さいげんびょう)と呼ばれる。