民主主義国家とは言えない我日本国

 自民党安倍派によるパーテー券の裏金隠しを見る時、我々の意思の代弁者として政治を司る国会議員の法令違反は、法治国家として人間性の最大の欠如であり恥ずべき行為そのものである。

 そもそも民主主義国家とは我々国民一人一人の考えが国家の政治制度を通じて「政治」や「政策」に反映され豊かな生活を送る待遇に反映され平等な人間の生活を保障する最低のルールと言える筈である。それを司る国会議員は報酬を含めその特権を含めると、議員一人当たり年1億円もの待遇が保証されているのである。それを良い事に、国民の為では無く自らの受益のために利用するとは言語道断と言え、議員としての職域の辞任では済まされず、国会議員の辞任が妥当と言えるのではないか。我日本国とは面白い国で、何かの不祥事があれば、根本の身分の処遇では無く職域の辞任で矛先を納めている。こんな事他国では無い。何故日本と言う国は本音と建前が自由になる国家なのだろうか? 非常に不思議だ。

 昔からそうだが日本と言う国は税金で食ってる職業の人間ほど偉いと思ってるヤツが多い。その代表が公務員である。何か特権階級と思ってる人間が特に多く感じる。これは田舎に行くほど多い。そう言う意味においては、役人や行政上の表裏を知り尽くしてる我々建設業者が一番良く解ってるつもりである。半世紀以上もその商売をやって知り尽くしてる我々は、本当に行政の汚さを見る時、この商売だけは我が子には経験させたくないと思ってるが、今その我息子が後を継いでるのを見ると何か不思議な巡り合わせみたいに感じてる。