若き血の叫び!政治家田中角栄のあの言葉もう一度!

 政治に興味をもって約半世紀、今の政治に幻滅を感じてる私は高度成長の基を築いたかの田中角栄さんのあの言葉を懐かしく思い出してる。

 高小卒の彼は言った! 『話をしたいなら初めに結論を言え! 理由は3つに限定しろ! 理由は世の中、3つの理由を挙げれば大方の理由はつく!』と言う言葉である。

 現在二つの会社を経営してる身としては、常にこの言葉を戒めとして実践してる。

 私は高校時代、気持ちを言葉に表す事が大の苦手だった。だから文系の基である現代国語や古文漢文が一番嫌いだった。だからかも知れないがその科目はいつも欠点(高校では35点)ぎりぎりだった。だがいつの日か妻に言われた言葉が人生の転換点となった事が今お陰で本当に感謝してると言って良い。

 それは「貴方って数字には強いが文章はからきしダメね!」と言われた事だった。正直中学時代から学業で余り負けた事が無かった私には残酷と言うに等しい言葉だった。事実高校事代数学や物理はトップクラスだったが国語や社会英語は恥ずかしい位悪かった。良く卒業出来たと思ってる位だ。

 会社を経営してて解った事だが、上記田中角栄さんの言葉が現実として人生の糧として如何に大事か解り過ぎる程解った。

 人間仕事してれば良く解るが、仕事上どうしてそうなったのかの問いに、簡潔に答えられる人間はそうは居ない。そこで田中角栄さんの言葉が生きて来るのである。何故そうなったのか簡潔にまとめて答えられる人間はそうは居ないが、角栄さん張りに応えられればしめたものであるが、そんな人間は数居ない。やはり人間は気が短いのである。結論を急ぐのが大方だが、端的に相手に通じさせるのも人間としての技術でもある。

 今私は後期高齢者となってもそれなりに仕事に精を出し楽しくやって居る。それも田中角栄さんの言葉を実践してるからだと思っている。それにしても今の政治家の質は最低だと思うと憂鬱を通り越して幻滅さえ感じてる今日この頃である。