私は短気な政治家田中角栄が好きだった!

 政治に興味をもって早60数余年、今の政治は本当につまらない!何て言うか今の政治屋政治屋(今の政治に携わっている国会議員は政治家ではない!)であって政治家ではない。頭に来るのは政治討論会見てても自分の事を惜しげも無く政治家と言ってる議員の何と多い事か! こんな小粒の国会議員何て政治家と云うにはおこがましく、恥ずかしい話である。

 私が田中さんに興味を持ったのは若くして幹事長に就任してその職を辞した(昭和46年)あたりからである。

 私は自分の事を短気な男だと思っているしせっかちでもある。だから他人の話を聞く時も、くどく要領の得ない人間は大嫌いである。そんな中で、田中角栄さんが放った言葉で「初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ」と言う言葉と「約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな」の言葉であり、この言葉で好きになったのである。これらから考えれば、この言葉通りの政治屋は今一人もいない。

 それと田中さんは尋常小学校しか出ていなかったが、貧しかったために上に行けなかっただけであるし、あのコンピュータ付ブルドーザーの頭脳に本当に驚いた事がある。それは雪国のハンデの新潟県に雪を降らせない方法として、奥羽山脈を削り取れば、新潟県には雪が降らなくなると言った事である。理系の私は驚いた。正に理にかなっており、物理通りだったからである。この人の頭の中はどうなっているのだろうと羨ましかったことが今でも脳裏に焼き付いている。こんな考えの人今の政治屋には一人もいない。そうだよナ! 政治屋であって政治家ではないもんナ!