権力者の特権と悲運

現在のわが日本の権力者とは誰か?

これは言うまでもなく日本内閣総理大臣である事は誰にでもわかる事である。今の日本内閣総理大臣は現在の首相岸田文雄さんである。

では権力者とは何か?

それはある主体が自己の意思に沿って他人または他集団に対し、行動を強制する能力である。とモノの本に書いてある。つまり平たく言えば、日本の行政上の全ての事柄を自分一人の考えで強制出来ると言う事である。その一番の良い例が自分の考え一つで立法府である国会を解散する事ができ、それに勝てれば自分の思い通りの国会運営が可能となる事である。また日本流に言えば「伝家の宝刀が抜ける」事も意味する。人間その権力者の魔物である「伝家の宝刀」は人生1度きりの特性として1度は抜きたいものらしい。それが権力者の特権だからである。だがその特権を現岸田首相は抜けないでいる。それは何故か? 何の事無い国民に不人気だからである。日本政治史において先の参議院での代表質問で、身内である筈の自党の参議院幹事長に苦言を呈されたからであり、戦後政治史では前代未聞の驚くべき事で、権力者のメンツ丸つぶれである。事実この拙ブログで何度か指摘して来た事が図らずも共有されたと言う事である。見方を変えれば今の岸田首相はカリスマ性もなく政治家としての魅力も無かったと言う事になり、近いうちに退陣しなくてはならなくなるだろうし、本当に面白味の無い権力者であり、悲運の武将でもある。