菅義偉前首相の「派閥云々」の岸田首相の批判はおかしく何故今?

 先日「文藝春秋」のインタビューに答えた菅義偉前首相が「自分の意見を言えない状態」はおかしいと派閥を離脱してない岸田首相を批判した。前首相を良く知る者として言わせて頂けば、派閥を作ろうにも作れなかった前首相の毛並みの良い伝統集団「宏池会のプリンス」に対する言われないジェラシーとしか思えない。何故なら現在の政治体制は1996(平成8)年10月からの政治改革によって中選挙制度から小選挙区制度に変わって派閥政治は機能しなくなっているからである。それを今「自分の意見を言えない状態」としたかこつけでの批判はおかしいと言わねばならない。名も無く苦労して下剋上的にトップを取り得た前首相の岸田首相に対する羨望的意識が働いたのではと考えてもおかしくは無い!