集団指導体制を決めた宏池会の流れを汲む岸田派の岸田会長はポスト安倍に似つかわしくないから額賀福志郎さんのように譲られた方が賢明だ!

 集団指導体制で「ポスト安倍」を狙う-。自民党岸田派(宏池会)の新しい体制が固まった。望月義夫環境相の死去で空白だった事務総長ポストに根本匠厚生労働相を充てるほか、事務総長代理を1人増やして4人体制とし、派を率いる岸田文雄政調会長が次の総裁選を戦う陣容を整えた。谷垣グループ(有隣会)にも在籍する三ツ矢憲生元外務副大臣が事務局長に就き、根本氏らとともに党内の票固めも進める。

 岸田氏は、他派との調整役を担った望月氏の後任を選ぶ際、新たな派の陣容が「集団体制になる」との見方を示してきた。根本氏は復興相や厚労相を歴任して安倍晋三政権を支え、党憲法改正推進本部の事務総長を務めるなど首相の信頼が厚い。一方、派内に影響力を持ち、首相に批判的な古賀誠名誉会長とも良好な関係を築く。

 岸田氏が次の総裁選を制するには、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力が不可欠だ。根本氏も重点的に細田派との連携強化を図るとみられる。

 また、事務総長代理は小野寺五典元防衛相、平井卓也元科学技術担当相、松山政司参院政審会長の3人が留任。これまで事務局長として望月氏を支えた金子恭之党政調会長代理が事務総長代理に昇格し、4人の代理体制を整えた。

 事務局長となる三ツ矢氏は、平成30年の前回総裁選で岸田氏に出馬するよう強く説いた。最終的に出馬は見送られたが、三ツ矢氏は慎重論との間で揺れる派内の意見集約に努めた。

 次期総裁選への足がかりという狙いも含め、昨年11月にはかつて所属した谷垣グループにも岸田派との掛け持ちで復帰した。同グループは宏池会から分かれ、同じ派の流れをくむだけに、支持を取り付けたい考えだ。

 新体制の発足を待たず根本氏らは動き出している。

 21日には岸田派の大西宏幸国光文乃衆院議員や谷垣グループの加藤鮎子衆院議員ら衆院当選3回以下の若手6人とともに、東京都江東区の昭和大江東豊洲病院を訪問。母乳の出ない母親の代わりに別の母親の母乳を小さく生まれた赤ちゃんに無償提供する「母乳バンク」を視察した。

 岸田氏は派の集団指導体制を整えたが、「船頭が多いと思い切った決断がしにくくなる」(派中堅)と冷ややかな意見もある。「岸田政権」の実現には根本氏ら軍師の調整能力はもちろん、岸田氏のリーダシップが何よりも問われている。(長嶋雅子)


これ『岸田派、「ポスト安倍」へ集団指導体制確立へ』と題した産経新聞1/21(火) 23:57の配信記事だ。


昔から政治家になるには「三バン(地盤・看板・カバン)」が無ければ当選はおぼつかないと言われて、必死に永田町に這い上がって来た政治家たち。いくら三人寄れば派閥と言いながら、個人個人がそれなりの意識と情熱でやって来た国会だ。普通の人間以上に妬みや嫉み(ねたみやそねみ)は尋常ではない。そんな議員たちだ、表向きの派閥の中で今どき集団指導体制なんて何か空気を読めない連中のようだ。正に公家集団である。現代は全ての移り変わりが速いのだ。そんな時期に余りにものんびりし過ぎてる。やはり今は強烈なカリスマ性を持ったグイグイと引っ張って行く人間が必要なのでは私的には思う。岸田さん今こう言う状況では決して天下は取れないだろう事だけは良く解かる。派閥の領袖は田中派の流れを汲む額賀さんが譲ったように別の方に譲られた方がと進言したい。この安田さんは政治家としての魅力は無く派の実務の事務局長的役割が妥当である。決して他人の前を歩く人間ではない。