新型コロナウイルスの起源に関する調査をめぐり、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日の記者会見で、中国での感染拡大初期のデータが十分に共有されていないとの認識を示した。さらなる調査を計画しているとして、中国に透明性の確保や協力を求めた。
WHOは今年1~2月に中国・武漢で現地調査し、3月に「(武漢の)研究所から流出した可能性は極めて低い」とする報告書をまとめた。テドロス事務局長はこの調査で進展はあったとしながらも、「課題の一つは特に感染拡大初期の生データへのアクセス。中国に対し、透明性と開放性をもって協力するよう求めている」などと述べた。
ウイルスの起源を巡っては、コロナに対するWHOや各国の対応を検証する独立調査パネルが5月に出した最終報告書で、中国は症例などの情報共有の迅速さが十分ではなかったと指摘。6月に英国であった主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳宣言は、WHOによる透明性の高い追加調査の実施を求めていた。(ローマ=大室一也)
これ「WHO事務局長、中国に透明性求める コロナ調査巡り」と題した朝日新聞社 2021/07/16 08:34の配信記事である。
中国覇権の一端かも知れないが、最近中国の発展途上国への供与が盛んにおこなわれている。先日もコロナワクチンを途上国に贈ったみたいだが、このWHOのテドロス事務局長の中国寄り姿勢がかなり顕著である。米国のトランプ前大統領がいみじくも中国の犬的発言にも頷ける。そのテドロス事務局長がその中国に透明性の確保を表明した事自体驚きと言うより、自の身を案じての発言と思える。中国も今や社会主義国でありながら経済大国となった今、なりふり構わぬ姿勢から、大国の意地とプライドへのシフト変革と見れるかも知れない。もちろん露骨なカネを介しての話だが・・・・・・・・。