河井前法相のような不祥事が続くのは親たる自民党の安倍総裁がまともな事をしないからだ!

先に逮捕された河井克行法務大臣の初公判が始まったが、こうも自民党に不祥事が続くのは親たる自民党の安倍総裁がまともな事をしないからだ!

 

 法務行政のトップである法相経験者とその妻、2人の現職国会議員が同時に逮捕された。引き立ててきた安倍晋三首相の責任が明確に問われ、政権が大きな打撃を受けることになった。

 

 通常国会閉会を受けて行われた首相の18日の記者会見は、謝罪から始まった。

 

 「かつて、法務大臣に任命したものとしてその責任を痛感しております。国民の皆さまに深くおわび申し上げます」

 

 2019年9月の内閣改造で法務行政を担う法相として起用したのが、衆院議員の河井克行容疑者(57)。参院議員の案里容疑者(46)とともに前日に離党した2人を、首相は「我が党所属であった現職国会議員」と呼び、名前も出さなかった。

 

 克行議員は、首相が自民党トップに返り咲いた12年の党総裁選でいち早く支持を打ち出し、推薦人にもなった近い関係の議員だった。首相はその後、首相補佐官や党総裁外交特別補佐など「側近」ポストに就け、重用。克行議員は、当選同期の菅義偉官房長官を支える無派閥の中堅・若手議員のグループを立ち上げ、官邸ナンバー2との関係も深めた。初入閣は党内で、「安倍印」「菅人事」と受け止められていた。

 

 案里議員を国政へと導いたのも、首相や菅氏だった。選挙違反容疑事件の舞台となった昨年7月の参院選広島選挙区(改選数2)では、自民県連が反対するなか、党本部主導で2人目の公認候補擁立が決まった。白羽の矢が立ったのが、案里議員。首相は自らの地元・山口県下関市から複数の秘書を広島入りさせてテコ入れ。自身や菅氏も応援に駆けつけた。

 

 表向きは党勢拡大のためという2人擁立だったが、党内では「首相の私怨(しえん)」(閣僚経験者)との声も上がっていた。もう一人の公認候補、溝手顕正・元国家公安委員長民主党政権時代の記者会見で首相を「過去の人」と酷評し、距離があるとされていたからだ。

 

 選挙後には、党本部から案里議員側に1億5千万円の資金が振り込まれたことが発覚。通常の10倍とされる額だった。

 

党内からも厳しい声

 官邸幹部は「首相や官房長官が選挙に力を入れるのは当たり前」と批判を打ち消そうとするが、事件の深刻さを問う声は与野党から噴き出している。自民の田村憲久・元厚生労働相はBS番組で「前代未聞。国民の政治不信を招いた」と指摘。立憲民主党枝野幸男代表は「逮捕されるような行動をとっていた方を、法相に任命した首相の見識が問われる」と語った。国民民主党玉木雄一郎代表も、1億5千万円の資金問題を念頭に「自民の説明責任も厳しく問われる」と訴え、予算委員会の集中審議を要求した。

 

 首相は会見で党本部からの資金が買収の原資になったとの見方について、「巷間(こうかん)言われているような使途に使うことができないことは当然」とする二階俊博幹事長の発言を紹介する形で、否定した。だが、党内には不安が広がる。法曹界出身の中堅は漏らした。

 

 「当然、原資は何なのかと捜査されるだろう」(野平悠一、安倍龍太郎

 

 

これ『「原資、捜査される」 自民に不安拡大 河井夫妻逮捕』と題した朝日デジタル2020年6月18日 22時34分の配信記事である。

 

 

8年近くもの長期の政権を維持する安倍首相、自らの行動に不審があっても、部下に命じてその行動を例えグレーであっても、完ぺきなまで100%白にする繕いの歪が酷過ぎる。私的には小事だったらそうでしたと正直に詫びて頭を下げてれば、そんなに追及されないものを、どうしてウソまでつきそれを正当化させようとするのか? それらを追求するために莫大な公費を費やす国会と行政、金だけでない時間のムダだ! その金と時間を国の懸案事項に振り向けたなら、どれだけ国民の利益が増えるか分からない。