大地震が民主と自民を仲立ち?

 民主党菅首相地震の事後処理の混乱を見ると、私は今後民主党自民党の連立が現実味を増したと考えている。
 
 この大地震が最近のデフレ不況を後押しし、政治の混乱を回避するためにも私は時限の連立でもかまわないのではと思う。今までの政治運営は政権党の綱渡りと言ってよいからである。ギリシャに始まったユーロ圏の不安による、対米、対外政策等への見直し等、今後のわが国の進むべき姿を、国民全員による政治の参加を表すためにも、今わが国は内部争いをしてる余裕は無い筈だからである。場合によっては、右も左も一緒に、戦前の大政翼賛会的政治も必要かと考える。
 
 唯1つ気がかりがある。官僚である。この連立は、時として議論の余地を奪ってしまうために官僚依存の度合いが高まる事である。しかし、まず、この地震の復興を優先するにはそれが賢明な策と言えるのか、私は迷う。
 
 自民党は、現段階では受けざるを得ないと思われる。何故か、自民党はこのまま野党に留まれば、存在意義そのものが疑われるからである。そして与党しか知らない議員の離脱を食い止める事が出来ないからである。また、民主党も以後の「ポスト菅」不在では、戦う大将が誰か解らないではそれこそ、戦う以前の問題になってしまうからである。
 
 いづれにしても、この大地震がもたらした爪跡は限りなく大きく深い。
 早く何とか復興させなければいけないからである。グズグズしてる暇はないのである。