今から30数年も前の事で、しかも恥かしくて言えなかった事だが、もう時効なので言う事にする。
本当に今だからお話できるが、当時は勘当ものだった。
本当に今だからお話できるが、当時は勘当ものだった。
ある日の会合の懇親会が無事終わり、二次会に行こうとなった。ここまではいつもの定番どおりでどうって事なかったのだが、この後がよくなかった。話に花が咲き場所を移す事になった。その時すでに時間と明日のスケジュールはとうに頭から消えていた。同じ繰り返しを何度やったろうか。時間の覚えは全く無い。夜も白々。良く帰宅できたと思う。問題はこれからだった。あまりにも酔ってしまったが、季節柄(6月末)その寝心地のいい事今までなかったくらいである。そりゃあそうだ、布団がコンクリートだったから。頭の方でなにやら人の声がする。すると見覚えの顔にびっくりして跳ね起きた。朝6時頃だったろうか××左官店の▲▲さんだった。国道に面してる我が家の前の歩道の上に寝ていたのだった。私は自分の失態も考えず、妻に文句を言った。言ったら逆に恥かしい事して何を言ってると怒られた。そりゃあそうだろういい大人が公衆の面前の道路で酔っ払って寝てるんだから。本当に後で考えて恥かしくて、外も歩けない。でも厚顔にも翌日から何も無かったように歩いてた。だが、会う人々が心なしか笑いをこらえている様に見えて何となく恥かしかった事を今でもハッキリ覚えている。