笑える民主党の菅首相の大写しポスター

 民主党統一地方選向けポスターを発表した。このポスターは、(1)「前へ。」(菅代表カジュアル)(2)「前へ。」(菅代表スーツ)(3)「資産は国民。」(4)「地域の底力。」――の4種類である。

 民主党に悪いが、良くこんなポスターを作ったもんだとあらためて感心した。勝つため、勝とうと真剣に作ったのだろう。国民の気持ちを考えると、本当にKYである。私はこのポスターの言葉を次に置き換えてみたら民主党の現在の政策にソックリだったので、しばらく笑いが止まらなかった。
 つまり、「前へ。」→「後ろへ。」、「資産は国民。」→「資産は官僚。」、「地域の底力。」→「地域の崩壊。」。

 政権交代時のマニフェストを守らず、かえって後退させた菅民主党、そして公務員制度改革と2割削減もやらず、天下りはそのままかかえって余計になっちゃった。そして地方への権利移譲等、すべて後退させた責任は大変大きく、しかもそのマニフェストの修正ときたもんだ。何を考え何をやろうとしてるのか、サッパリ解らない。米国と全く同じ状況だがそれ以下である。

 何か菅さんは、ロッキード事件田中角栄首相後の三木首相の再来を夢見ているのではと思えるが、三木さんの場合は国民を味方につけていたが、菅さんにはそれが無い、そこが根本的に違う事を理解してないのではないのかと思える。自ずからの市民運動と勘違いされれば国民が迷惑するばかりである。