私は今脳出血のため入院してる。
発病以来4度目の入院である。だから私は患者としてはもう立派な大人(?)と自負している。
私は病院に居る時の看護師さんと患者の関係は家族と思っている。家族であっても昔から言われるように、「親しい仲にも礼儀あり」が私のモットーである。家族であっても、他人であっても、1日の朝の出会いの「おはよう」と夜の別れの「お休み」は人間としての最低のモラルと思っている。そして、人間でありせば物事の有無に対しての「ありがとう」「ごくろうさん」つまり、何かしてもらったらの「ありがとう」は当たり前の言葉として、自然に何の意識も無く口から発せられると思っていた。が、しかし、最近の若い人(こう言えば年寄りの愚痴に聞こえるが)は驚くほどフランクと言うかドライである。けっしてこの事を知らないでまた解らないで言わない訳ではないらしい。間単に言えば面倒くさいと言うか、時間のムダであるらしい。得てしてそう言う若い方が多い。
我々団塊の世代はこの日本国をここまでしたとの自負がある。戦前戦中の方々とはまたそれなりに違うとの自負もあるし、年寄りでも無いとも思っているが、さりとて若者でも無い。その我々が「親しい仲にも礼儀あり」のルールが壊れている現在を見るにつけ、一般の方々には無責任に聞こえるかも知れないが、これも世の中、政治の荒廃のなせる技だろうと思っている。