昨年から今年の初めにかけて社会現象になった中国人観光客による「爆買い」ブームはすでに過ぎ去りつつある。ただ、決して中国人観光客が買い物を全くしなくなった訳ではなく、理性的になったという見方をすべきだろう。
買い物の数量や金額は減ったとしても、日本のデパートをはじめとする商店には、中国人観光客を引き付けるに十分な魅力を持っている。それは、客に対する礼儀正しさや細やかなサービス精神だ。中国メディア・今日頭条は17日「彼らは一体誰に敬礼しているのか」と題した動画付き記事を掲載した。
記事は、東京・新宿にある百貨店の食品売り場の様子を撮影した動画を掲載。動画のなかで「興味深い敬礼の習慣を見つけた」して紹介されているのは、従業員たちがバックルームに戻る際に必ず売り場の方を向いて一礼してから扉を開けて戻っていく光景だ。各ショップの制服を着た従業員も、スーツ姿の男性社員も、みな必ずお辞儀をしている。
この動画を見た中国のネットユーザーは、出入りする度にお辞儀をする従業員に、日本人のまじめさ、礼儀正しさを感じたようだ。「こんな民族は、本当に中国と戦ってほしくない」、「日本は本当に恐ろしい。10年20年の差ではない、100年以上だ」、「本来は中国の文化だったのに、われわれは捨ててしまったのだ」といったコメントが寄せられた。一方で、「日本人には二面性がある」、「日本人のこういう性格はサービス業にぴったりだが、大規模なプロジェクトには向いていない」、「日本人の文化は理解できない」という意見もあった。
動画で紹介されたお辞儀は、決してこの職場だけで培われたものではないだろう。日本人は、小さい頃からお辞儀や挨拶をすることを教わり、習慣化するのである。売り場から出たり戻ったりするときの一礼は、客への感謝を示すと同時に、本人にとっても気持ちの切り替えをするきっかけとなるのではないだろうか。中国のサービス業界がこの習慣を学ぶのであれば、礼という動作自体ではなく、「礼をする意味」について考えたうえで、取り入れるべきだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国や韓国は今このように「日本人は礼儀正しく勤勉な民族である」と認識してると思われるが、実は日本も第1次~第2次の世界大戦において、立ち上がれないほどの傷を負った筈であった。しかし、今世界の各国が驚くほどの復興を遂げた。それも前記した勤勉なる日本民族のお蔭である。私は主観って言われようが狂っていると言われようが、現在の弱い日本国を作ったのは、「その日本人の勤勉さを捨て去った」時の日本国の政権党自由民主党平成19年第3次小泉政権内閣~安倍1次内閣~福田内閣そして最後の麻生内閣が決め施行した労働基準法改正(働き過ぎの是正措置=1週40時間労働への布石)であると思っている。それまでの日本を持ちこたえた戦前戦中戦後の我々を含めた我々の親たちの、それまで働く事しか知らない世代に、休めと言った。確かに労働時間の長さは世界各国に比べ長かったし、それがまた世界の潮流だった事も解かっているが、それでもそれを厭わなかった我々と親の世代。丸く収まってたものをわざわざ崩した日本の政治。これが知らない内に踏み込んでしまったデフレへの第1歩と私は思っている。政治や歴史に「もし、しか」は禁句だが、お許し頂くなら、もしあの時米国に気兼ねせず、労働基準法(労働時間)改正をしないで働いていたなら、各国の袋叩きにあったかも知れないが、叩かれても継続してたなら、世界経済は日本の1人勝ちとなり、米国に代わり日本が経済大国として世界を牽引してたと確信してる。今のデフレよりはまだマシだと思ってるし、今の日本を見れば、1週2日の休みがあって、働かない公務員を見れば、英国のEU離脱問題の1因とも考えられる、公務員の多さで破たんした国民の4人に1人のギリシャの後追いをしてる日本の末路を見る思いだ。