菅首相にみる永田町の論理=気遣いと内助の功

 この度の内閣改造の人選が漏れて来た。
 私は正直耳を疑った。但しこの報道が正しければの事である。
 経済財政担当相に与謝野馨財務相経済産業相海江田万里経財相との報道である。
 
 人間やってはいけない事に、相手のメンツを潰す事である。今回の与謝野氏の海江田万里経済財政担当相に代えての人選である。これは例えどんな理由があろうともである。何故歴代の首相の中で、佐藤栄作首相が7年半の長きに渡り政権を維持できたか、それは人事の佐藤と言って、絶妙なる人選をしたからである。つまり、誰も不平不満の無い人事だったからである。それに比し今回の与謝野経済財政担当相の内定である。この大臣のポストそのものの価値ではない。海江田万里経財相への気遣いである。彼と与謝野氏は同じ選挙区であり、共にライバルの関係であり、ただ単純に小沢寄りと言うだけであればそれこそ人間否定である。私は海江田万里経財相の気持ちを考える時余りあると思った。この人選を見るときに、海江田万里経財相本人はもとより、彼に連なる全ての関係者を敵にまわしてしまったのである。今後を考えれば、菅首相は一番やってはならない人選をしてしまったのである。私は個人的にはこう言う事が大嫌いな性格である。だから、私は菅首相は一番嫌いである。
 
この時に妻の出番である。私はこのブログで何度と無く妻の役割としての考え方を書いた。この伸子夫人の事である。ファーストレディである。妻たる者確かに人事に口出しは禁物である事には変わらないが、助言は許されるはずであり、やってはいけない事だけは私は言うべきと心得る。何故なら、妻たるもの、誰よりもその主人の質と器が解っている筈だからである。それが内助の功と言うべき事ではないのかと私は思っている。
 
 今日私は実は更新する記事は出来上がっていたのだが、この内定人事を見て、急な義憤に駆られ今、ホンの20分ほどで書き上げた。文章誤字脱字が数あろうと思いますが、何卒ご勘弁を願います。